【頂き物】スザク君の憂鬱

お友達のたたこ様から素敵小説を頂きました(`・ω・´)
抱き枕すざるるネタに反応して頂けたとのことで……正にわらしべなのです!
完成版はすざるるENDなのですが、すざくさんのGまでならサイト公開可と許可を頂きましたので公開です★
すざくGネタ読みたかったの! ありがとうたたこしゃん!\(^o^)/

※Gシーン入りますのでR15になります。注意!


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その商品を目にしたとき、僕は思った。

 「悪趣味だなこれ。見本として盗撮か何かの写真を使ってるのかな?
  しかし、何だよこの色気はあり得ないだろ…僕じゃなくても押し倒したくなるほどむらっとくるんだけど」

そう思った時に、僕は無意識で購入のボタンを押していたみたいだった。
数日後に僕のもとに届けられた注文した覚えのない箱。
配達伝票の発送元には、時々通販しているアダルト系商品を扱っている通販会社の名前。
昔は年上の女性と付き合っていた事もあったからその手の商品をたまに購入はしていたりする。
最近はそのサイトを見てなかった気がするけど…と思い返すと暇だったときに見て、ある商品があった事を思い出した。
まさか…と思い急いで箱の中身を確認してみたら案の定…。ちょっと自分が情けなくなった。
だってその商品は……、ルルーシュの姿を忠実に布に印刷した抱き枕カバーだった。

僕には幼馴染でルルーシュという名前のブリタニア人の男友達が居る。
ブリタニア人と言えば、色白の金髪碧眼が一般的な容姿の異国の人。
幼馴染の彼は、女性が羨むような濡れ羽色のサラサラの黒髪を持ち。
肌は男だと疑ってしまうほど大理石のような白さで肌理が細かく透明な肌をして。
手はほっそりと優美で長い指なのに女性のような柔らかさを感じさせない。
まつ毛が長く、目は切れ長でその瞳は不思議なアメジスト色。
鼻は高くもなく低くもなく形がいい。
唇はほんのりと桜色をしていて薄く小さい。
まるで陶器の人形のように顔全体のパーツがバランスよく配置された顔。
女性みたいに丸みのある体ではないけどモデルみたいに姿勢がよく立ち居振る舞いが優雅だ。
でも一番の彼の特徴はその腰。僕の腕一本で抱えてしまえるんじゃないかというほど細いんだ。

で、最近その友達のルルーシュの事が気になって仕方がない。
理由はわかってる。彼の夢をみるからだ。
最近、毎日のように彼が夢の中に現れ僕は彼とセックスを楽しんでいる。
(因みに僕が彼の中に挿れる方、タチの方だからね。)
その夢があまりにも生々しくて、朝起きてからも感触が手の平に残っている。
だから教室で彼の顔を見るたびにその姿が重なり、下半身が素直に反応してしまい慌てたことがしばしばある。
夢の中の彼は、淫乱と思えるほどに淫らに妖しい雰囲気を漂わせ、僕は彼に夢中でその身体を堪能している。
しかし、現実の彼は性欲とは無縁なんじゃないかと思うほど、その手の話を毛嫌いする。
そう、あまりにも夢の中の彼とは真逆で、もしかしたら自分がそのギャップを彼に求めているのかと思ってしまう。
昼の清楚な顔と夜の娼婦の顔をも彼。。。

その彼が夢の中では、娼婦のように蠱惑的に僕を誘いそして行為を楽しんでいる。
思い出しただけで、もう下半身が疼くほどに硬く張りつめていく。
夢ではなく、現実にあの身体を開いて僕のモノでイかせたいと思うほどだ。
耳を甘噛みしたら、薄いだろう舌を絡めたら、あの胸のツンと立った飾りを舐めたら、彼自身を口に含んだら、彼はどんな声で鳴きどんな表情をするのか。
大切な幼馴染なのに、おかずとして考えてしまう自分がいる事に罪悪感を感じてしまう。

僕は女性が抱けないわけじゃない。むしろあのふくよかな胸に顔を埋めるのが大好きだ。
女性の中に自分の性器が包まれる感覚は天国に上るかのように堪らなく気持ちいい。
だからこそ、自分に戸惑っている。
僕は女性が好きで同性愛者じゃない。男を抱くなんてどっちかというと嫌悪を感じている。
…はずなのに、彼だけは抱けそうな気がする。というか抱きたいし誰にも触らせたくない。。
…これは、僕が彼の事を「好き」だという事なのか?
男なのに…?彼の場合は性別は関係ない気がする。
たまにルルーシュと話してる時に途中から割り込んでくる女性が時々邪魔だと思えたりする。
ルルーシュには僕だけを見てもらいたいと思う時がある。これは世間でいう嫉妬・・?
自覚したらすべての事がストンと納得できた。
だけど、…彼はこんな僕の考えを知ったら嫌いになるとわかっているから困るんだ。
だって彼は、この手の事に奥手で潔癖症な嫌いがある。
告白して、軽蔑され嫌われたまま一生を離れていくか、胸に秘めたまま友達として一生付き合っていくか。

ルルーシュが好きだと自覚してからは拷問の始まりだった。
幼馴染だから、彼は僕に気を許している。その証拠に何かとルルーシュは遠慮なく僕に触れてくるのだ。
体育の時の彼の汗の匂い。風呂上がりの石鹸の匂い。
彼から漂ってくるとつい抱き寄せてその匂いを堪能したいと手を伸ばしそうになるが、すぐに我に返って自己嫌悪を感じる。
このままではいつか現実に嫌がる彼を襲ってしまう気がして自分が怖い。
悩んでいるときに、ネット通販で見かけたのが件のルルーシュの抱き枕だった。
そんな風に自分に迷っている時に見つけた抱き枕だっただけに、無意識に購入してしまったのだろう。
買ってしまったからにはとりあえずこれで凌げればとその抱き枕カバーをベットの上に広げた。

画像で見た時はよく見えなかったが、広げて抱き枕の彼を隅々まで見た。
印刷されているルルーシュの表情が彼らしくて、本当に彼がこんなポーズを人前でしているんじゃないかと思えるほどだった。
少し下を見るように目を伏せて、まるで悔しがっているようにも見える顔。
シャツは前ボタンを全て外してあり、しかし胸の頂はぎりぎり見えない位置でシャツが肌蹴ていて胸と腹を見せている。
そして腕は、右手が下のシーツを緊張のあまり握りしめているように見える。
なのに左手は、ズボンをこれから脱ぐような誘うような感じで掴んでいるイラストだ。

イラストだとわかっているのに目の前にルルーシュが居るかのような錯覚を覚える。
僕はその肌蹴ているシャツを全開にして肌を撫でまわしたい衝動に見舞われる。
汗ばんだ彼の肌はどんな感触なのだろう。興奮した時の汗の匂いは?その時の彼の顔は?
破廉恥な彼の姿が頭を駆け巡って下半身がどんどん重くなる。
僕はズボンを緩めてパンツの中の自分のモノを掴んで引きずりだした。
ルルーシュの姿を妄想しただけで、硬く勃起している自分のモノ。
茎を掴んで上下に掻く。親指で敏感な鈴口を刺激しながら妄想してしまう。

自分で性器を刺激しながらこれをルルーシュの白く長い指で掴んで掻いてくれたら。
あの小さな口がこれを咥えこみ舌でフェラしてくれたらと考えると一層熱が下半身に集まり大きくなるのがわかる。
先口から蜜を垂らしながらイきそうになるが、更にこれをルルーシュの後ろの穴が美味しそうに飲み込んでくれたらどんなに気持ちがいいか。
ルルーシュの中に包み込まれ優しく、かつ、きつく締め付けられたらそれだけで達してしまうのだろう。と思っただけで僕のペニスは弾けてしまった。
弾けた白い粘着質の液体が、抱き枕カバーのそれも腹の上にかかってしまったのを見たときの恍惚感。
ルルーシュの中に注ぎ込むのもいいけど、こんな風に顔やお腹にかかったのを見るのも廃汰的でいいかもと思ってしまう。

ふと我に返った時、たったこれだけで自分が達してしまった事に驚きを隠せなかった。
自分は早漏ではないはずだと思う。
今までだって、じっくりと相手を喜ばせてから達していたはずだったのに……。
興奮が去ると虚しくなってくる。
こんな抱き枕ではなく、本物の彼が欲しい。体も心もすべて……自分だけのものになってくれたら。
だけど自分の欲望のままに彼を襲ってしまったら…自分たちの友達という関係が終わってしまう。
ぐるぐる悩んでる時にふと横切る疑問。……このカバーの汚れどうやって落とせばいいんだ??
もしかしてもう一枚買わないとダメだろうかと取り留めなく考えてしまう僕って……。

プロフ

夕希(ユキ)

Author:夕希(ユキ)
取扱:小説・イラスト・漫画

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