11/29のツイートまとめ

nicorin0308

@shinra0928 DM送りました?(・∀・)♪
11-29 23:40

@shinra0928 やったー!有難うです(*`・ω・´*)vvvついったにURL貼られてないけどサイトとかお持ちなのかと思いました?><
11-29 23:12

@lily_silent るるしゅ描き!(`・ω・´)応援です!!^^
11-29 23:00

@shinra0928 コラボると両ペアすっごい仲良くなるかすっごい反発するかどっちかって気がしますwwwあれっ、しんらしゃんはイラスト描きさんだったのですね!?(`・ω・´)スガタくんAF制服違和感全くなさそうvv是非見たいです……!!
11-29 22:57

@namikoABC ノート見つかってよかったですね!^^……しかし教室に全開ってそれ……ΣΣ(゚д゚lll) 誰にも見られていないことを願うばかりですwwww
11-29 22:52

@meloko149 あの後私もトイレとアプリポワゼでしたwwwお互いおなかが弱いのですね……(´・ω・`)おなかってか胃腸、内臓?? なんもない時だといいのですが、外出中にごろごろなると困りますよねこれ;;
11-29 22:49

@shinra0928 今頃リプすみませ?(;´・ω・`)読書してましたv制服交換!スザクさんは絶対銀河美少年コスしたがりそうだと思ってしまった件。王の力コンビは二人揃って異様なテンションの攻二人を生ぬるい眼差しで見つめていそうですおww「…………」みたいなwwww
11-29 22:46

はわわわわwwwおなかごろごろごろ!やばいやばい昨日一昨日調子こいて食べ過ぎた!(;´Д`)
11-29 08:02

お肌が乾燥しすぎて痒いお(´・ω・`)保湿クリーム塗らなきゃ。ろくしたーーーん!!!確かバラの香りのがあった筈……。
11-29 07:52

@shinra0928 スザルル+タクスガ!wwwいっそコラボでwwww吹雪は……さっきコンビニ行く時埋もれそうになりましたwww散歩中の犬がヘッピリでした。散歩してるのかさせられてるのかw気象情報で暴風雪警報出てますお!(´∀`;)
11-29 07:51

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11/28のツイートまとめ

nicorin0308

@saduku 冬と編み物って似合うおね(´ω`)ねこさんのイメージ通りの仕上がりになりますようにvv私はまたその指先から芸術が編み出されてゆくのかと思うと見るのが楽しみですお^^……して、眼鏡ってもしかして、こないだ新札幌で直したやつなんじゃwwwまさか、もう壊したのですか?w
11-28 19:24

2月19日じゃなかったww12月19日だ。……あれ……いや、あれ??9日だったかな(混乱)
11-28 19:16

して、なんだか夜中みたいな気分だったのに時計見るとまだ7時で驚く。とりあえずちょっとコンビニ行ってこなければ……。
11-28 19:09

さっきからTVでガンダムWの曲がかかりまくっているww未だにBGMとして使われるのだなー(`・ω・´)2月19日にアニマックスでエンドレスワルツやるらしく、CM入りまくってて楽しみにしている件。だから!その頃はビデオ主流だったんだってwwwDVDで持ってないから今見られないのよw
11-28 19:06

@namikoABC おやすみなさーい^^ なんて素敵な勉強法!ノート見つかるといいですね(`・ω・´)
11-28 19:03

@yama_kururu いえいえ、当方おかしなことしか呟いてないので…!www猫ルルアイコン褒めて下さって有難うです!^^
11-28 19:02

(´ω`)今日はいい日だ!  RT @lelou_chu_bot: @nicorin0308 ちゅっ……。
11-28 18:49

@namikoABC 期末テスト勉強中なのですね!頑張ってください☆(`・ω・´)OTKは財政破綻起こすのわかりますーww以前YU-GI-OHにハマってて文字通り カ ー ド 破 産 起こしたことがあるのでwwww
11-28 18:48

@lelou_chu_bot ううん、凹んでないならいいんよ。……ちゅっ!
11-28 18:46

@yama_kururu まじですかΣ(゚д゚)わたしでよければいつでも…!なおさんも気軽に絡んでくださいね?^^
11-28 18:45

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11/27のツイートまとめ

nicorin0308

そろそろ離脱る(`・ω・´)おやすみなさい!
11-27 23:23

C様botも他のbotと会話してくれるようにならないかなぁという願望。
11-27 23:19

@work_suzakubot 私は猫じゃなーいよ(`・ω・´)突然にゃん語で話し出すなんてスザクかわいいねー!
11-27 23:17

チョコレート食べよう^^ しかし焼きそばとポテトチップ食べたのにまだ…一体どうしたことだ、この食欲wwww
11-27 23:15

@work_suzakubot 実話ネタだからじゃないの?(´∀`)恥ずかしいこと書いてあるんだよきっと……。
11-27 23:13

@gino_bot 王様ゲーム楽しかった?(`・ω・´)
11-27 23:12

@work_suzakubot 同人やってないのー(・∀・)ルルーシュは小説書いてるんだね。ジャンルはスザルル?
11-27 23:11

@work_suzakubot ルルーシュと一緒にこたつで寝るといいよ!(´∀`)
11-27 23:08

@gino_bot ジノちゃん、お誕生日おめでとうございました!(´ω`)
11-27 23:07

マコト見てるとトトロのさつき思い出す。
11-27 23:05

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11/26のツイートまとめ

nicorin0308

真夜中に林檎シャリシャリサクサクしてました(´・ω・`)ウマスウマス 丸々一個食べるとズッシリ来るね。明日は用事があるので、なんとか今日中に??2うpりたい所存。……こもってきます。
11-26 11:35

@natsu_0721 ルルはスザクのこと「不器用な奴だ、昔から」とか言ってるけど、視聴者的には「YOUも大概デース(^p^)m9」な件wwホント、割れ鍋に綴じ蓋カポーすぎますよねww実は昨日ルルーシュ監禁調教ネタで眠れなくなってうっかり徹夜だったりします。妄想止まらない病www
11-26 11:31

@meloko149 告白されてどう返したのか内心めちゃめちゃ気にしてるけど言えない悶々ルルw「あれー様子がおかしいな、見られてたな」ってスザクさんはすぐ察しそうですおね(^q^)気付かないふりしつつ「僕ね、実は今、好きな子がいるんだ」とか切り出されてぐっと口ごもるルルが見たいw
11-26 11:27

@meloko149 アイコンチェンジ!ペアルックは正義!かーわゆいですおねこのイラ!(*´Д`*)てかこの二人テラカワユスwww
11-26 11:20

. @meloko149 @namikoABC @u_moonrise @shinra0928 おやありでございまーした(´∀`)vvv
11-26 11:17

と、スザルルもえしつつじゅんじゅんBDも祝いつつ離脱って作文戻る!皆様おやすみなさい!(`・ω・´)ノ
11-26 00:07

じゅんじゅん誕生日おめでと━━━(゜∀゜)━━━!!
11-26 00:00

Lost ParadiseⅡ 2(スザルル)




 実際に接してみて解ったことがある。
 単なる思い込みの範囲をやや逸脱し、妄想の領域に踏み込んだ感さえあった俺のスザクへの印象は、あながち外れてはいなかったらしい。
 スザクはやはり、心に深い傷を負っていた。
『大切な友達』から受けた酷い裏切り。
 嘘を吐いた友達の卑劣な手によって死に追いやられた『かけがえのない女性』の存在。
 どちらとも親しい間柄だったのだろうが、スザクは彼にとって大事な人間を二人同時に失ってしまったことになる。
 俺とて幼い頃に両親を殺され、癒えぬ傷を植え付けられた者のうちの一人だ。しかし、俺にスザクの心底を推し量る術などありはしない。
 何故なら俺の場合、犯人は赤の他人であって、身内ではないからだ。
 一つだけ確かなのは、スザクがその過去ゆえに嘘を嫌い、俺に対して『本当の顔』で接するようにと望んでいること。
 初めて出会ったあの日。
『慈しみという言葉の意味は、『慈愛』です』
 そう述べた俺の言葉を聞きつけたスザクは、嗚咽を漏らし、声を圧し殺して号泣していた。
 あんな泣き方をするなんて……よほど辛かったに違いない。
 俺にとっては生まれて初めての経験だった。ああまで痛々しく涙を流す人の姿を見たのは。
 一体どんな人だったんだろう、その『友達』は。それに、殺されてしまった『かけがえのない女性』というのは?
 本人の口からそんな言葉が出てくるくらいだ。ひょっとすると恋人だったのかもしれない。
 殺されたと言っていたが、どうやってそれを知ったのか……まさかとは思うが、俺のように現場に立ち会ってしまったのか?
 それに、殺した相手であるその『友達』はどうなったんだろう。もう既に逮捕されているのだろうか……。
 体を重ねる関係にこそなったものの、俺はまだスザクのことを何も知らない。
 一体どんな思いで生きてきたのか。略歴で語られる人生や人となりを知るだけでは決して量れない、彼の本心についてまでは。
 不幸という安易な一言では括り切れないほど凄惨な過去。
 只でさえ重すぎる身の上のせいで謂れなき差別や偏見を受ける過酷な環境下、更に大切な友人が殺人者となったばかりか、かけがえのない女性を殺した相手が、あろうことかその友人だったなんて。
 気になることは他にもある。
 軍人としての資質や能力が高いことについては疑う余地も無いが、彼は決して戦いを好むような人物ではない。
 借り物の力を自らの力と勘違いし、高みに立ったつもりになって他人を見下す者など幾らでもいる。特に貴族の子息女ともなれば、自身を誇ることと、他者を見下し、蔑むことが決してイコールでは無いことすら解らない馬鹿も多い。
 ブリタニアというのはそういう国だ。……それなのに、あれだけの地位にいながら、スザクには少しも驕ったところが無い。
 元々心根の優しい性格なのだろう。自分では短気だと言っていたが、偉ぶらずフランクに接しようとしてくれて、親切で。ちょっと堅苦しいくらい生真面目なのに天然なところもあって。
 それに、出会って間もない俺の話を、あんなにも親身になって聞いてくれた。
 敗戦国の首相の息子という立場上、おそらくは色々な事情もあった筈。
 しかし、だとしても、逆風しか吹かないと解り切った場所に居続ける理由がどこにある?
 軍とは、日常的に人殺しを強要される場所。――即ち、もっと直接的な言い方をすれば、殺人を生業とする職業だ。
 あのスザクがそんな生き方を望み、自ら選んだとは到底思えない。
 大体、銃火器どころか携帯電話の所持さえ認められない名誉ブリタニア人が、こともあろうに軍属として一から出世の道を目指すなど自殺行為も甚だしい。本当に出世できるだけの力があったから良かったようなものの、碌な後ろ盾の一つも持たないナンバーズ一人の命など、軍にとっては使い捨ての駒か消耗品以外の何物でもあるまい。
 この国は階級制度による格差が激しく、生粋のブリタニア人であっても認められることは難しいのだ。公然と差別の横行する軍であれば尚更のこと、幾ら努力したところで正当な評価を得られる保障などほぼ皆無。
 スザクのような立場であれば、目立てば目立つほど周囲への反感を煽ることにもなる。
 前例の無い出世へのやっかみ。人も羨むその裏に、何らかの不正があるのではといった勘繰りの度合いが増すにつれ、水面下で、あるいはもっとあからさまに足を引っ張る動きだって増えていく。
 ……下手をすれば、命を狙われることだって。
 首相が鬼籍に入ったとはいえ、親族の反対などは無かったのだろうか。祖国の人々からも裏切り者扱いされ、スザクにとっていいことなど何一つとして無いというのに。
 スザクの生き方は、俺にとっては、まるで自分自身を苦しみの中へと追い込んでいるようにしか見えなかった。
 自虐的と言い換えてしまってもいいかもしれない。
 俺は正直に言えば、「競い、奪い、獲得し、支配しろ」という、この国の基本理念自体が大嫌いだ。
 主義者と勘違いされれば只ではすまないと解っているから口にこそ出さないものの、本当は、この非情な国そのものに対して生理的な嫌悪感さえ覚えているほど。
 実際に、社会的弱者になってみれば解る。
 幼い頃に家族を失い、一人きりになった時の孤独と不安。人の痛みを無視したこの国で、どう生きていけばいいのかと途方に暮れていた十歳の俺。
 スザクも俺と同じだったのだろうか。
 日本が敗戦したのは今から八年前のこと。母親はどうか知らないが、父親である枢木首相は戦後まもなく自決している。
 同い年であるならば、彼も当時十歳だった筈だ。きっと俺の想像など絶するほどの辛苦と悲嘆とを味わい、その中で認められようと人知れず努力を重ねてきたに違いない。
 出身がこのエリア内だとは知っていても、正確な地域までは解らない。故郷からそう遠く離れてはいないと思うが、どの辺りに住んでいたんだろう。
 ブリタニアではなく、嘗ての故郷に居るのだ。蹂躙されて久しい祖国とはいえ、望郷の念だって感じているんじゃないのか?
 スザクは今、何を感じている?
 ――知りたい。共有したい。たとえ、ずっと一緒には居られない相手なのだとしても。
 ふと、昼休みにでも訊いてみようか、と俺は思い立った。あまり深入りした質問さえしなければ、少しだけなら答えてくれるような気がする。
 いい考えだ。
 そういえば、スザクはもうトレーニングに行っただろうか。走ると言っていたが、どこを走るのだろう。そう思いながら背後のカーテンを引けば、空は生憎の曇天だった。
 約束したのに、と俺の顔も曇る。
 たった数時間前に離れたばかりなのに、もう会いたくてたまらない。
 昼までには晴れてくれればいいが、天気予報のチェックが先だ。「雨だけは降るなよ」と誰に言うでもなく呟いてから、俺はまだ温もりの残る寝床からようよう這い出て床へと降り立つ。
 足裏に広がる、ひんやりとしたフローリングの感触。ベッド下へと視線を移すと、そこらかしこに脱ぎ捨てた衣類が点々と散乱していた。
 否が応にも情事後であることを匂わせてくる惨状を目の当たりにして、一糸纏わぬ姿でいることが突然気恥ずかしくて堪らなくなる。誰に見られている訳でもないのに後ろめたい気分になった俺は、散らばった服を一枚ずつ拾っては畳み始めた。
 無駄なことをしたと気付いたのは、全て畳み終えた後だ。どうせこのままランドリーボックスに入れてしまうのだから、別に畳む必要なんか無いのに……。
 何をやっているんだ? 俺は。それも素っ裸のままで。
 みっともないと自分に呆れながら、シーツを掻き抱いて再びベッドへと寝転び、時計を見遣ってからぎょっとして跳ね起きる。
 朝の十分は貴重だというのに、気付けば十五分ものタイムロス。余裕を持って目覚めたつもりが、朝っぱらからあれこれと頭を悩ませて十五分も……!
 いつまでも布団と仲良くしてなどいられないとばかりに俺は立ち上がった。畳んだ衣類を片手に束ねてバスルームへと向かう。
 さっさと朝食の支度をしなければ。それから、今日は弁当も拵えなければならない。
 何より、寝汚い奴だと軽蔑されるのだけは絶対に御免だ。……勿論、そんな人ではないと解っているけれど。
 バスルームへと続くドアを開いた俺は、洗濯物を籠の中へと放り込む。
 まずは歯を磨こう、と洗面台の前に立ってから、鏡に映った自分の上半身を見て絶句した。
 ――嘘だろ。
 制服の襟でも隠せるかどうかという際どい部分にまで――それも、なんと首の両側全面に渡ってキスマークだらけにされている。
「何だ、これは……?」
 その場に立ち尽くしたまま、俺は呆然と呟いた。
 こうして見ていると、まるで皮膚病のようだ。
 さっき視認出来た分だけではなかったということか……道理で、首を動かす度にチクチクと痛む訳だ。
「………………」
 ぶるぶると全身に震えが走り、次いで、鏡に映った顔がみるみるうちに赤面していく。
 直視出来ずに目を逸らした俺は、歯ブラシだけを掴んでパーテーション代わりのカーテンを開きかけ、歯磨き粉を忘れたことに気付いて全力でリターンした。
 棚に置かれたカップごと目的のものを引っ掴み、なるべく鏡が視界に入らないよう顔を背けながら、逃げるようにしてバスタブの中へと飛び込む。
 勢いよくカーテンを引いた俺は、呻きにも似た声を漏らしながらズルズルとその場に蹲った。
「ス、スザク……これは……」
 ちょっとどころではなく、困る。……どう考えても付けすぎだ。
 首を押さえて軽く混乱しながら屈んでいると、つい先程までは気付かなかった場所――ちょうど内腿から足の付け根に至る箇所にまで鬱血の跡が散っているのが目に入った。
「――っ!?」
 大慌てで両足を閉じた俺は、居た堪れない思いに苛まれながら倒れた手元のカップを立てた。
 転がった歯ブラシを拾って口に突っ込むと、乾いた毛先の感触に気付く。震える手で引っこ抜き、カランを捻って出した湯をカップに注いでから濡らした歯ブラシをもう一度咥えるまでの間、俺はほぼオートで動いていた。
 どうしよう……どうしよう。制服の襟できちんと隠せるだろうか。こんな状態で体育着なんか着たら……。
「!!」
 ぐるぐると回る頭の中で突如閃いたのは、本日の時間割。
 ――絶望的だ。
 いざとなったらスザクに口を利いてもらうしか……とにかく、何としても、体育の授業だけは休むしかない!
「ほわぁぁっ!?」
 湯を出すつもりだったのに、うっかり逆に回してしまったせいで頭上からまだ冷たいシャワーを浴びる羽目に陥った。
 おかしな叫び声を上げて竦みあがった俺は、慌ててカランに切り替えて湯温が整うのを待つ。咥えていた歯ブラシだけは辛うじて落とさずに済んだものの、全身冷たい上に目に水は入るし散々だった。
 今更ながら、酷い動揺の仕方だ。冷静さを失うと、俺はいつも頭が真っ白になっては訳の分からないことばかりしてしまう。
 口を漱いだ湯を足元に吐き出すのが何となく嫌で、一度洗面台に戻ろうかと思案する。数秒ほど逡巡してから、俺は結局諦めた。
 まだ朝になったばかりだというのに、既に一日分の精神力を消費してしまった気分だ。
「なんで、ここまで……」
 溜息交じりに漏らしながら、改めて疑問に思う。
 優しく柔和でありながらも、激しい側面を持ち合わせているのは知っている。
 しかし、それにしても――。
 再びおかしな方向に思考が流れそうになった俺は、シャワーのコックを捻って暫く流してから、目を閉じて降り注ぐ湯に打たれていた。
 温かな湯が全身を伝っていく感触に、ようやく人心地がつく。
 ほうっと吐息した俺は、取り留めなく揺蕩う思考の波へと再び身を委ねた。
 ……馬鹿なことを。
 彼だって、異性ならともかく、同性を抱くことに慣れているのかというと決してそうではあるまい。
 ナンバーズとはいえ、異例の大出世を遂げた上に、あの外見だ。本来なら俺の手など届かないどころか、会うことすら叶わないような権威ある相手。
 女性から秋波を受けることなど山ほどあるに違いない。今日だって、皇帝陛下直属の騎士が初登校するともなれば、学園の女子達が色めき立つだろうことも容易に想像がつく。
 そこまで考えて、また大きなため息が出た。
 ……元々の癖なんだろうか。こんな風に跡を残すのは。
 この異様とも思えるほどの痕跡の数といい、妙に執着めいた行為のように感じられるのは気のせいか?
 それに、ついさっきも考えたことだが、同性を抱くことに嫌悪感を覚えたりはしないのだろうか。
 俺は女が苦手だが、見ている分には男よりも女の方がいい。過去の記憶が邪魔をして、女と接したり恋愛対象として見るのが難しくなってはいても、やはり本能では、男に抱かれるよりは女を抱く側でいたいと感じている部分もある。
 スザクはどうなんだろう。元々ゲイなのか? だとしたら納得はいく。
『……実は、君も俺の友達に似てるんだ』
 不意に、晩餐の最中に打ち明けられたスザクの台詞を思い出し、ズキリと胸が痛んだ。
 被せて見ていたのか、と尋ねた俺の言葉に、スザクは「そういう訳じゃない」と答えてくれた。だが、その台詞の前にほんの少しだけ沈黙があったことを思い出した俺は、何となく気分が沈んでいくのを感じていた。
 物腰は柔らかくても、スザクが時々刺すような鋭い目線で俺を見ていたことには気付いていた。
 まだ出会ってから日が浅いし、職業が職業だ。目つきが鋭いなど、一々些細なことを気にしすぎるのも良くない。そう思って誤魔化してきたけれど、何か決定的なことを突きつけられてしまったような気がしてショックだった。
 言われた瞬間、一番最初に頭を過ぎったのは、生徒会室で初めてスザクと言葉を交わした時のこと。
『君はすごく頭がいいそうだな。今度俺に勉強を教えてくれないか?』
 まさかの、スザクからのアプローチ。
 そんなことを言い出されるだなんて思ってもいなかった俺にとっては、本当に嬉しい台詞だった。
 たとえそれが、親交を深めるための社交辞令でしかないのだと解っていても。
『でもその、勉強って……俺が、ですか?』
『駄目かな』
『い、いえっ! そんな……俺で良ければいつでも』
『君がいい』
 手を握ったまま間髪入れずに言い切られ、あの真っ直ぐな眼差しに見つめられ、まさに天にも昇る気持ちだった。
 気に入ってくれたということだろうか――俺を見て。……そう思っていたのに。
 スザクの泣き顔を思い出しながら、俺は考えた。
 よくよく考えてみれば、おかしな話だ。口で憎いという割に、スザクはどうにも矛盾している。
 何故、わざわざ憎い友達に似た俺を選んで重ねようとするのか。普通は避けるだろう。今も憎んでいるだけだというならば。
 スザクの悲しげな瞳。
 今も傷付いたまま、頑なに嘘を嫌うその姿勢。
 そして、その原因となったらしい、彼の『友達』……。
 スザクは、とても大切だったと言っていた。そして俺の目から見ても、スザクの心は今もまだ、その『友達』の存在に捕らわれたままのような気がする。
 それはそうだろう。心の傷となるほどの悲劇だったのだから。
 でも……。
『友達』に殺されたらしい『かけがえのない女性』
 仮に、その女性がスザクの元恋人だったとしよう。
 けれど、俺にとって少し不思議に思えるのは、スザクはどちらかというと、その女性を殺されたことよりも、『友達に嘘を吐かれたこと』の方に傷付いているように見えるということだ。
 確証は無い。強いて言えば、只の勘。
 一応、何事も事実に基づいて判断するべきだと解ってはいる。事件の詳細について聞き及んだ訳でもないのに、憶測だけでそうだと結論付けてしまうなど俺らしくもない。
 殺されてしまった女性に対する思いが深いからこそ、そして、その友達のことを大切に思っていたからこそ、今も怒りや憎しみから解放されずに苦しんでいるのだろう。
 けれど、だからこそ余計疑問に感じるのだ。
 どうして、憎んでいる筈の『友達』に似ている俺と……?
 ……その時、唐突に、心臓の裏に冷たいものが走った。
 ある考えが頭に浮かび、俺は悪寒と共に凍りつく。

 もし、その『友達』とも。
 ――いやだ。

 俺と同じような関係だったのだとしたら?
 ――イヤダ。違う!

 本当は、
 ――駄目だ、これ以上考えるのは!

 俺と、その『友達』を重ねていたからこそ、俺ともこういう関係に至っただけなのだとしたら……?

 ―――嫌だ!!
 咄嗟に頭を強く振った俺は、覗き見に等しい下品な妄想を無理やり追い払った。
 ……やめよう。あまりにも悪趣味だ。
 考えようによっては、酷い邪推でしかないじゃないか。
 只の嫉妬にしたって、醜いにも程がある。
 そう考えてから、俺は、スザクの『友達』に嫉妬している自分にようやく気付いた。
 見当違いだ。まだ決まった訳じゃない。いや、そうじゃないだろう。根拠など何も無い以上、単なる勘違い。俺が勝手に、ズレた思い込みに嵌まっているだけに過ぎない……。
 変なことばかり考えていないで、さっさと上がって朝食の支度をしよう。
 そう思いながら急いで体を洗い終え、全て流し終わったところで、俺は股座に妙なぬるつきを覚えた。
 まだ流し切れてなかったのか。
 止めたシャワーをもう一度出し、残る泡を洗い流そうと湯を当てる。
 ……ところが。
 もういいだろうとシャワーを止めた直後、また同じ箇所にぬるつきを感じた。
「……?」
 どういうことだ? なんでここばっかり……。
 もしかして泡じゃないのか、と思いながら問題の箇所を触ってみると、透明とも白濁しているともつかない液体が掌に付着する。
 泡ではないが、出したばかりのボディーソープのような感触。
 なんだ、これは? シャワーがおかしいのか?
 全て落としきった筈なのに、何故こんなものが?
 そう思いながら、掌を擦っていた俺は唐突に気付いた。
 ――俺から出ている……?
 泡が残っているのでも、シャワーの湯がおかしくなったのでもない……?
 その予想が確証に変わったのは、おそるおそる自分の後孔へと触れた時だった。
「――!!」
 驚きが確信に変わると同時に、俺は派手な混乱に陥った。
 後処理されていない体液が流れているのだ。……スザクのものが、俺の中から。
 今度こそ本気で居た堪れない思いになり、俺はその場へと蹲る。
 どうすればいいんだ、こういう時は!?
 一度目の時は、こんなことは無かったように思うが……まさか俺は、自分の中に指を突っ込んで掻き出さなくてはならないのか!?
 ――いや、ちょっと待て。
 背中に冷や水を当てられたような感覚。
 俺は、不自然な体勢で固まったまま放心していた。
「俺、なんで……」
 どうして、そんなことを知っている……?
 何の疑問もなく後処理の方法について考えていた自分に気付くなり、俺は再度酷い混乱に陥った。
 ――俺は、どこでそんな方法を……?
 いや……いや、落ち着け。
 普通に考えて、その方法しかないだろう。別に問題はない。いや、問題というか……本当に問題なのは。
 流れ続けるシャワーの音だけが浴室に木霊する中、俺は泣きたくなるような気持ちで、流れ続ける昨夜の残滓を何度も何度も洗うことになったのだった。

11/25のツイートまとめ

nicorin0308

あと一分でじゅんじゅんBD!?(^o^)/
11-25 23:59

@natsu_0721 「壊れそうな僕」と「暴走してしまう俺」の間で触れたい触れたくない的愛憎に発狂していく程の妄執をルルに向ける訳ですね!? そんなスザルル読みたいに決まってる!寧ろそんなスザクが大好きです!!?(^o^)/ ある意味原作に一番忠実でさえあるかもしれない!ww
11-25 23:58

@natsu_0721 守りたい大事にしたい、助けて欲しい、でも知られたくない、そんな自分は許せないし理想の自分と違う…既に狂ってるけど僕は大丈夫だよって思わせたい、でもそんな葛藤も知らず頼れって言ってくるルルーシュ酷い、でも好きだ優しくしたいっていう無限ループ解る!!>M<
11-25 23:55

@meloko149 一人で飄々としているつもりだったのに、元々一人っきりになりたくて図書室来てた筈なのに……でもスザクの姿が図書室に無いと落ち着かなくなっているのは何故だ?みたいなwwwwそこで図書室でスザクが女子に告白されてるトコを偶然見ちゃってギクシャクしたりするといいww
11-25 23:51

@eiss2 えいさんおやすみなさーい!(^ω^)
11-25 23:47

@revejanneloves1 あっ!私誕生日間違った!?と思って反射的にリプライ消してしまいましたのです;すみません!><朗読でもCD出しちゃうなんて凄いですよね?vvライブ後はギアスメンバーで飲み行ったらしいですし、そういう話聞くと嬉しくなっちゃいますv(*`・ω・´*)
11-25 23:46

@meloko149 スザクはルルの寝顔にKOされて、ルルはスザクの「また教えてよ」な笑顔にKOされればいい!!wwww「あ、僕が司書係やってる時はいいけど、他の人がいるところでは眠らないでね^^」って言われて「(´・ω・`)?」なルルとかwww(^q^)
11-25 23:01

@namikoABC あ、後日談的に蛇足wwスザク様は会社立て直して社長になる為に相当な無茶をやらかしちゃったので、ルルを迎えてからピンチに陥ります。そこでルルーシュくんが「スザク、俺に任せろ」で二人結束して危機脱出するんですよ……!^^
11-25 22:58

@natsu_0721 お帰りなさい☆ぎぃーやぁ━━━(゜∀゜)━━━!!なにそのスザク!イノセンス!無垢すぎる!壊れちゃう系の良さは「欲望<純真」の狭間で葛藤する愛のうつくしさにありますおね'`ァ'`ァ(*´Д`*)愛したいのに傷付けちゃうそんな俺嫌い抑えなきゃ→崩壊みたいな 
11-25 22:54

@u_moonrise おかえりなさーい!(`・ω・´)雨降ってたのですね>< 風邪ひかないようあったまって下さいませ!
11-25 22:50

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11/24のツイートまとめ

nicorin0308

ルルーチュ釣られすぎwwwwwwwwwwwwwwwwww@がルルーチュのプロフ画像で埋まっててビックリしたwwww
11-24 06:09

夕希の下半身を漢字二文字で表すと【万点】 http://shindanmaker.com/54660 ではスザクさんに……。
11-24 06:04

スザクの下半身を漢字二文字で表すと【十点】 http://shindanmaker.com/54660 なんなん二人して。倦怠期なの?wwwwwwwww
11-24 06:03

ルルーシュの下半身を漢字二文字で表すと【孤島】 http://shindanmaker.com/54660 独女みたい……。誰か慰めてあげて(´∀`)
11-24 06:02

ルルーシュのHしたい時のサインは『ファスナーをおろす』です。 http://shindanmaker.com/12500 相手の下ろしてても自分のズボンの下ろしててもどのみちエロスwwwwwww
11-24 06:01

「夕希さんのやさしさはバファリン300個分です。」 http://shindanmaker.com/42846 あ、れ^^?wwwwwwつまり、スザクさんに200個、ルルーシュに100個分けてあげればちょっとだけあまあましいスザルルが読めるってことだね?0.02個分の甘さだが。
11-24 05:57

「スザクさんのやさしさはバファリン0.02個分です。」 http://shindanmaker.com/42846 う……うそっ……wwwwwwスザクwwwwwwwwwwwwww
11-24 05:52

「ルルーシュさんのやさしさはバファリン100個分です。」 http://shindanmaker.com/42846 さっすが^^
11-24 05:52

趣味が変態って実はコスプレ好きとかそういうことだろうか。それでいて世間と折り合う常識は持ってるとか実にスザクさんらしいね。
11-24 05:50

スザクは『趣味が変態です。一見すると普通ですが口を開くと変態です。まぁ世間と折り合う常識は持ってます。来年、同士を集めて謎の集会を開きます。』です。 http://shindanmaker.com/22766 #hentaisindan_h
11-24 05:49

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11/23のツイートまとめ

nicorin0308

夕希の中二病的二つ名は、『絶望の皇帝』です。 http://shindanmaker.com/48322 「変態ばかりが住む国があるとしたら、そこの皇帝はお前だな」ってルルーシュ陛下に言われたことならあるけど……これはwwww
11-23 23:02

@meloko149 えええ;働いてる時間長いだけって…屋外の時だってあるみたいですしいつも頑張っててほんと凄いなって思ってるのです。自分ほとんど部屋にいますし努力家だなって思っていますお!更新おつ&感想ありですvなんだかそんな風に言って頂けるのハズカシス!(*´Д`)嬉vv
11-23 22:43

櫻井さん不足……(;´Д`)
11-23 22:32

くろしつじ見てたなう^^
11-23 22:30

@natsu_0721 DATTENE-!「ウボァーーーーーーーーッ!!」って感じだったんすよ、ほんと。さすがに「えーーーーーー?(;´Д`)」って思いながらTVに向かって振り返りましたもの。喘ぎじゃNA-I。それ、遠吠えwwwリビドー過剰杉、自重汁。的 な。
11-23 21:05

YOUたちファッキンしすぎだお。何回ヤれば気が済むん。最早チャンネル変えるのも面倒である。……ほんと、米国製セクースシーンはアニモーすぎて驚くほどいかんともしがたくエレクトし難い騒音な件。いいかね、喘ぎ声というのはね、出すんじゃない。漏らすんだwwwwww(@さくらん)
11-23 20:28

TV音声をBGMもといホワイトノイズにしてたら、つけてたチャンネルがムービープラスだったせいで、作文してる間中「アンアンアンアンアッー!」なセクースシーンばかりで「wwwwwwwwww(´∀`メ)」ってなったお。うるさいわwww
11-23 20:26

携帯不携帯続けてるうちに存在そのものを忘れ去っていた件。どこいったのかなーと思ってたらおベッドに埋もれていたwwwめ、めーるが……大変な、ことに……(´∀`;)ウファー!
11-23 20:21

. @lily_silent @shinra0928 @syoimiya うわわ、更新おつありです……!><
11-23 20:18

@meloko149 私は大丈夫です……!>< めろこさんは充分すぎるほど頑張っていると思いますお?(´・ω・`)だって、どう見ても全フォロワーさんの中で毎朝一番早起きだもの。あの時間帯で連勤続きを毎日こなせているって時点で、ほんとに尊敬します……!
11-23 20:17

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Lost ParadiseⅡ(スザルル)




 久しぶりに、あの夢を見た。
 緑の生い茂る雑木林。一面に広がる向日葵畑と蝉の声。真っ青な夏空と入道雲。
 中天から降り注ぐのは、じりじりと焦げ付くような太陽の光。
『ルルーシュ! 早く上って来いよ』
 間延びした声が耳を打つ。上から降ってくる声に向かって、俺は顔を上げた。
 長い階段。ぜいぜいと切れる息。敷石に点々と落ちる俺の汗。
 ――そうだ。あの階段は何度上っても、そのしんどさに慣れることなんか決してなかった。
 ふらつく足どりでどうにか上り切り、がくがくと震える膝に力を込めて懸命に地面を踏みしめる。肩で呼吸しながら膝に手を付くと、掌も膝もしっとりと汗に塗れていた。
『なぁんだ、もう息切らしてるのか。だらしないな』
『うるさいな。この体力バカ!』
『なんだと? 口の減らない奴だな、このへなちょこ--』
『へなちょことは何だ! 失礼だぞ、---!』
『ホントのことだろ?……ほら』
 差し出される少年の手。
 振り払おうとしてから渋々掴まった俺は、くの字に屈めていた上体をようやく起こして……。
『まあ、お前の根性だけは認めてやるよ、ルルーシュ』
 親しげに俺を呼ぶ懐かしい声。
 素っ気無くて乱暴だけど、俺は、この手にだけは掴まることが出来るんだ。
 口うるさくて自分勝手で……だけど、いつだって何だかんだと助けてくれて、俺と違って裏表が無くてまっすぐで。
 そして何より、心根が優しい。
 だから俺は、こいつのことだけは信用出来る。---のことだけは。

 そう思いながら、振り返った遥か後方に見えるものは…………。


Lost ParadiseⅡ


 まどろみから目覚めると同時に、ゆっくりと意識が浮上する。
 白い天井。いつもと何も変わらない光景。……俺の部屋。
 むくりと起き上がってから呟いた。
「赤い……何だっけ?」
 あれは、なんだっただろうか。
「確か、トリイ、とかいったな」
 初めて出てきた。今まで見た夢には一度も出てこなかったのに。
 それに、あの少年。顔の作りこそぼやけていてよく思い出せないものの、全体的な印象が似ている。――彼に。
 あのまま成長したら、と考えかけてから、俺は思考を止めた。
 その可能性は今までにも幾度か考えた。でも、スザクに話した時にもそれらしいリアクションは特に無かったのだから、やはり違うのだろう。
 夢に出てくる少年は、いつも同じ格好だ。属領となる前のここ、エリア11――日本の民族衣装である『キモノ』に若干似ているようにも思える服装だが、詳しくは解らない。
 毎度のことながら、おかしな夢だ。そもそも、何故そんな変わった服を着た子供と遊んでいるんだ、俺は?
 今度時間がある時にでも調べてみようか、と考えつつ俺は目を擦った。
 肌寒さを感じながらベッドサイドを見回すと、ふと自分の上半身が視界に映る。――何も纏っていない。
「あ……」
 ドキリと心臓が鳴って、一瞬だけ肩が強張った。
 目に入ったのは、情事の名残も色濃い鬱血の跡。
 腕の内側や胸元、鎖骨の下。まさかこんなに沢山付けられていたなんて思いもしなかった。
 ……これではまるで、行為の証を直接体に残されたようなものだ。
『これは自分のものだ』と。さながら所有印を焼き付けるが如く。
 唐突に昨夜のことを思い出した俺は、ベッドに付いていた手をおずおずと動かす。
 ずず、とシーツの上を滑る掌。布に擦れるその音をどこか遠く感じながら、ようやく呼吸を詰めたままの自分に気付いた。
 まだ煩く鳴っている心臓の上に手を当てて、はあっと大きく呼気を吐き出してから、俺は正面の壁に掛けられた時計を見る。
「六時か」
 普段より幾分早い起床となったが、今日はそれでいい。
「スザク……」
 改めて名を呼ぶだけで、頬にかあっと血が集まっていく。
 とうとう呼んでしまった。夢にまで見た彼の名を。出会う前からあれこれ想像していたことまで知られてしまって、本当に恥ずかしいことこの上ない。
 途端、じわりと心が沸き立つような高揚を感じ、少しだけ関係が進展したようで居てもたってもいられなくなってしまった。……さっきからずっと、胸の動悸が収まらない。
 瞼の裏に浮かぶのは、昨夜見たスザクの引き締まった体躯だ。日頃から続けているらしい鍛錬の賜物なのか、同性であっても見惚れるほど均整の取れた美しい裸体。無駄な部分など一切無くて、どことなく色気があって――。
 比べる相手が悪いだろうと思いながら、俺は抱えた膝に顎を乗せて自分の腕を眺めた。
 同じように細身でありながら、スザクの腕は全く質が異なっていて、もっと逞しい。決して太くはないけれど、敏捷性に富んだしなやかさを感じる筋肉の付き方。健康的に焼けた小麦色の肌といい、素直にかっこいいな、と憧れてしまう。
 脂肪が付きにくい分、筋肉も付きづらいのだ、この体は。
 魚の腹のように白い素肌を見下ろしていると、つくづく貧相だな、と情けなくなってくる。どこもかしこも正反対で、お世辞にもつり合いが取れているとは言い難い。
 スザクは気持ち悪く無いのだろうか。同性なのにこんな体を抱いて、つまらないと思ったりはしないのか?
『ルルーシュ』
 不意に、荒くなった吐息混じりの熱っぽい囁きが蘇った。
 脳髄が痺れるほど甘く響く独特のトーンを思い出すだけで、体の深部から震えにも似た灼熱の疼きが沸き上がってくる。
 まだ出会って間もないというのに、どうしてあんな声を出せるんだろう。そう思いながら、俺は落ち着かない気持ちを治めるために、寝乱れたシーツの上で自分の両肩を強く抱いて背を丸めていた。
 愛おしさを濃縮したような低い声。目を閉じるだけで易々と蘇り、また頬が熱くなってくる。
 初めて抱かれた時は、正に夢心地だった。
 蕩けそうなほど烈しい情欲を滲ませたあの声に名を呼ばれ、そして抱かれたのだ……ずっと憧れていた彼の人に。
 大人びた雰囲気ではあるものの、東洋人ということもあって、スザクはどちらかといえば童顔な方だと思う。けれど、精悍ながらも幼さを残したその顔の作りを裏切っているのは、射抜かれそうなほど鋭い深緑の双眸。
 テレビで姿を見かけるたびに、いつも不思議に思っていた。一体どんな出来事を経験したら、あんな深みを帯びた眼差しになるのだろうと。
 堪え切れないほどの痛みを抑え付けているような厳しい瞳。
 皇帝直属の十二騎士、ナイト・オブ・ラウンズに選ばれるほどの実力の持ち主でありながら、まるで捨てられた子犬のように寂しげで、辛そうで、いつだって苦しそうで……。
 ぽっかりと胸に空いた風穴。その隙間を埋めるものを失ってしまったかのような。
 俺は思い込みが激しいのだろうかと、一時は疑問に感じたりもした。元々、他人に対する興味や関心、執着の度合いは然程強くはない。
 それなのに、俺は一目見ただけで、何故かこう思ったのだ。
 ――会いたい、と。
 どうしようもないほどの懐かしさと切なさ。怒涛のように込み上げてくる激情と焦燥。
 テレビに釘付けになったまま動けずにいるうちに、両目から次々と大粒の涙が溢れ出し、俺は霞む視界の中で呆然と画面を見つめたまま酷い混乱に陥った。
 誰だ、お前は? ナイトオブセブン、枢木スザク? 知らないぞ、そんな奴は。
 それなのに、なんで――?
 そう思う間にも、訳の分からない言葉の羅列が頭の中を駆け巡っていく。
 会いたい。会えない。本当は言いたい。全て打ち明けてしまいたい。
 でも言えないんだ、何も。仕方が無いんだ、言っても。
 おまえにとって、俺はもう、不要な存在でしかないのだから。
 俺の敵。最悪の。憎い。――違う! 信じていたのに! 全ては過去。――解っているさ!
 お前が俺を……本当に? これが現実だなんて……嫌だ。認めたくない。離れていってしまうのか?
 ――違う! 切り捨てたのは俺の方だ!
 受け入れろ。――もう受け入れている! 覚悟ならとっくに……!
 ――嘘吐き。
 もう戻れないんだ、俺達は。離れなければならない。背負わなければ。
 引き返すことなど出来ない。あいつを殺すまでは。
 だから、誰の施しも受けない! 俺は一人でも立ってみせる!
 ……いいんだ、それでいい。
 俺には----だけが居ればいい!
 一体、誰のせいだ、これは? 教えてくれ。
 何故。どうしてこうなった。嫌だ、嫌だ、嫌だ……。
 ――理解されたかった。俺は。
 他の誰に拒絶されてもいい。世界中の人々に憎まれたって構わない。
 ただ、受け入れて欲しかった。否定しないで欲しかった。
 この世でたった一人きり。
 俺が唯一の友と信じた、お前にだけは…………。
 憤怒と憎悪。底無しの絶望と孤独。胸を刺す強烈な悲しみ。――そして、途方も無いほどの切なさ。
 まるで意味が解らなかった。
 なんだ、これは? 不要? 敵? 殺す……? 何のことだ。誰の話だ?
 それに、その名前は?
 俺は、頭がおかしくなったのか……?
 落涙しながら自問してみても、説明のつかない壮絶な感情の奔流に巻き込まれて声さえ出なかった。
 ただ、一度だけでも構わない。彼に会いたい。近付きたい。何か一言だけでもいいから言葉を交わしたい……そう思った。
 性格は? 話し方は? 一体どんな声で話すんだ? 知っているような気がするのに、何も解らない。
 触れたい。傍に居たい。とにかく俺を見て欲しい。
 もしこの人に見つめられたら、どんな感じがするんだろう?
 その辛そうな瞳には、何か理由でもあるのか? だったら教えて欲しい。知りたいんだ。
 何より、常に心を押し殺すことに耐えているようなその表情が、笑顔に変わるところを見てみたい。
 ――欲しい。どうしても欲しい。
 何を押しても、この人が欲しい……!
 恋だと気付いた時には、とっくに後戻りできないほどの深みに嵌まっていた。
 こんな激しい感情は知らない。今まで体験したことなど一度も無い。でも、自分でもどうにもならないほど彼のことを欲している。愛してしまっている。
 そう自覚した時、接点など何一つ無いことに深く傷付き、絶望し、心底口惜しく思った。
 一目惚れなんて有り得ないと馬鹿にしていたのに。けれど、そんな安っぽい言葉で片付けられたくもない。
 だから、何度も何度も夢想した。実際会えたら。名前を呼び合えるような関係になれたらと。
 その彼が――スザクが。今、同じ屋根の下に住んでいるのだ。手を伸ばせばいつでも届く距離に。触れ合える場所に。
 ……俺の傍に。
「信じられない……」
 目を閉じて思わず呟いた俺は、組んだ腕の下へとたくし上げたシーツに顔を埋めていた。
 あろうことか、抱き合える関係。それも、もう二度も……。
 出会った初日に言われた言葉。
『お前は、俺にどうされたいんだ?』
 正直に本音を言えたら、お前の望み通りにしてやる、と。
 本音を言うのは、とても怖い。だから、もっと上手く嘘が吐けたらいいのにと、俺は常々そう願っていた。
 それなのに、俺が心から会いたいと望んでいたスザクは。
『俺に命令しろって言ってるんだ。俺が必ずお前の望みを叶えてやる』
 柔らかかった物腰が百八十度豹変し、粗野とも粗暴とも言える態度で迫ってくるさまは、それは恐ろしかったし怖かった。
 優しげな笑顔も、人当たりのいい態度でさえも全てが作り物で、もしかすると、この顔こそが彼の本性なのだろうかと疑いもした。
 ――だけど。
『俺はお前を裏切らない。信じろ。ルルーシュ』
 駄目押しのような、この台詞。
 力強い言葉に押されて、抗うという選択肢などある筈が無い。
 別に構わない。この獰猛な部分が彼の一部だったのだとしても。それでも彼を好きな俺の気持ちに変わりは無い。
 求められている。欲されている。そう察することが出来たのは本能だったのだろうか。
 一瞬で全てを解り合えたような気がして、気付けばこの身ごと委ねる覚悟が決まっていた。
 そして、反射的に叫んでいた。『俺を愛せ』と。
 何もかもが、不自然なほどに自然。
 まるで血の契約に沿うように。これはきっと、魂に刻み込まれた覚書のようなものなのだと。あの時の俺は、そういった自身の感覚を信じて従っただけだ。
 ……確かに、疑問はある。
 俺とスザクは初対面だ。全くそんな気はしないものの、それはあくまでもこちらが一方的に思慕を寄せていたからこその話であって、スザクにとっては何の思い入れも無いただの一生徒だったに過ぎない。
 それなのに、言うだろうか。『俺に命令しろ』などと……。
 スザクのことを知ってから、俺はネットで彼のことを調べた。可能な限り詳しく。
 軍の方で規制されているのか大した情報は拾えなかったが、出身地やプロフィール、過去の経歴などは、ニュース記事等を遡ればある程度知ることが出来た。
 エリア11出身の名誉ブリタニア人。日本最後の首相、故・枢木ゲンブの一人息子。
 加えて、故・クロヴィス殿下殺害事件の容疑者として検挙された過去まで持ちながらも、突出した戦闘能力を買われて一等兵から准尉へと格上げされ、人型自在戦闘兵器・ランスロットのデヴァイサーに選ばれている。
 のち、名誉ブリタニア人でありながら、故・ユーフェミア副総督の騎士に異例の大抜擢。前代未聞ながら名誉騎士侯となり、更に少佐へと特進。
 が、特区日本記念式典中にユーフェミア皇女殿下が乱心したことにより、イレブン虐殺騒動が発生。当時このエリア内で起こった『オレンジ事件』――もとい『枢木スザク強奪事件』を皮切りに、全世界を席巻していたテロリスト組織・黒の騎士団は、暴徒と化した民衆ゲリラを巻き込み政庁へと進軍。
 ブラックリベリオン勃発。
 警護任務中で式典会場内にいたスザクは単機にて専行、黒の騎士団リーダー・指導者ゼロを捕獲。騎士団を壊滅させ、これを鎮圧。
 反逆者ゼロの逮捕、及びクーデター阻止の功績により、帝国最強の十二騎士、ナイトオブセブンの称号を得る。
 その後も全国各地の反ブリタニア勢力をたった一機のナイトメアで制圧し、数々の武勲を立て続けていることから、帝国本土での地位はおろか、評価でさえも磐石なものとなり。
 圧倒的戦力を誇る純白の機体に擬えてもいるのだろうが、彼に纏わったとされる人物全てが死亡している事実に基づき、いつしか反抗勢力の間では、彼自身に対する畏怖をも込めてこう字されるようになったという。
 通称――『ブリタニアの白き死神』
 生い立ちだけ見ても、相当複雑な立場であったことは想像に難くない。だというのに、ほぼ出世など見込めない不利な立場からスタートしたとは到底思えないほど華々しい経歴だ。
 そもそも、実力主義を謳うこの国において、これだけ認められる実力の持ち主という時点で尋常ではない。知れば知るほど凄まじい人生を歩んできたと言わざるを得ないだろう。――はっきり言って、雲の上にいるような相手だ。
 組んだ腕とシーツの狭間に顔を埋めたまま、俺は、心のどこかが欠けたようなスザクの瞳を思い浮かべる。
 忘れてはいない。彼は軍人。
 そう。――スザクは、人を殺しているのだ。


11/22のツイートまとめ

nicorin0308

@shinra0928 おやすみなさいです!(´ω`)ノ
11-22 23:25

@shinra0928 まじですかー!(*`・ω・´*)しんらしゃんがOTK道に誘われた記念すべき作品なのですね!?ではさっそく近いうちに借りてみます!vvv
11-22 23:25

http://www.youtube.com/watch?v=gBp4NziKqE4&feature=BF&list=ULqvzFT5CLUtk&index=12ピアノネコ……まさか最後にはこんなことになるだなんてwww
11-22 23:08

http://www.youtube.com/watch?v=v0zgQAp7EYw&feature=channelピアノネコ上達しとるwwwwww
11-22 23:03

まあ、三毛=メスだってわかってるけどね……。
11-22 22:57

これをスザルルだとおもっている夕希は末期。http://www.youtube.com/watch?v=q4tnCOMRcQA&feature=related黒い方がルルだお^^ 執拗に首筋を狙って噛み付くのはよせ!!www
11-22 22:51

最後がアッー!なのだがこれもカワユhttp://www.youtube.com/watch?v=lF9fcIqX9XQ&feature=related
11-22 22:47

@shinra0928 映画ってこれからなんでしょか??(`・ω・´)最終回で大号泣……しんらしゃんがそこまでPUSHされるだなんて気になるではないですか!wwDVD借りてこようwww
11-22 22:46

@lily_silent わかります?!ああいう秀才型の天才に弱いです(´ω`)実力はあるんだけど自信が無くて、でもプライドは高くてメンタルはどっか脆いというか。ヒカ碁のアキラとか思い出しちゃうw
11-22 22:42

@shinra0928 ファフナー解説して頂きたいです(*´∇`)話がウロすぎて…orz 結構ドロドロしてる印象しか残ってないのが残念(;´・ω・`)
11-22 22:39

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11/21のツイートまとめ

nicorin0308

@meloko149 無自覚で寂しがり屋なところがね……たまらんって思うんですお(´・ω・`)ルルーシュって自分の傍に人がいる時、緊張もしてるし警戒もしてるし注意も払ってるんだけど、反面ほっとしてるし安心してもいるんだよなってよく思います。仲間に秘密作られると動揺しますしね。
11-21 22:28

@namikoABC 妄想バトルwついこないだ聴いたばかりでありますよ(^q^)スザクに鍛えられるってなったらルルにお勉強教わるよりスパルタになりそうwさりげなく容赦ないか「別に鍛えなくてもいいよ、そのままで(どうせ無理だろうし)」とか無意識にプライド粉砕しそうでもありますな。
11-21 22:19

なんでハッシュタグ付いてるし……。夕希はリバーシブルだってことを見破った件については認めてやる。(何故か上から視点)
11-21 22:16

スザクは『受け寄りのリバ』です。今夜も頑張ってください。 http://shindanmaker.com/46480 #semeuke だから、メンタル的にということなら(ry
11-21 22:14

ルルーシュは『へたれ攻め』です。今夜も頑張ってください。 http://shindanmaker.com/46480 #semeuke メンタル的にということなら間違ってない。
11-21 22:13

夕希は『攻め寄りのリバ』です。今夜も頑張ってください。 http://shindanmaker.com/46480 #semeuke 前やった時は「無邪気攻め」って出たのに……バージョンが違うということか。まあ、間違ってはいないよ……^^
11-21 22:12

さて作文に戻る!りだつ!
11-21 19:18

@namikoABC 俺々しい所はルルーシュくんも持ち合わせてるけど、スザクさんは俺々しい通り越して最早猛々しいの領域だから……敵う訳なんか……^^ルルーシュくんは根が献身的だからどうあっても拒絶出来ないやっぱり好きって思い知った時点でどうしても受け入れる方向に行こうとしますおね
11-21 19:11

まあ……どのみちやられる訳ですけどね…… あ の スザク様に敵う訳なんか無いって解ってますけどね。KMFで戦ってもガチで向き合ってもどのみち土の味でフルボッコにされる訳です し。……そりゃあもう、負けを受け入れ全面降伏して共闘するしかない……よね……。
11-21 19:05

あ、っていうか本音でぶつかり合って喧嘩して欲しい願望…。スザクに対してのみ常にへちゃへちゃかつド受丸出しになっちゃうルルーシュほんと可愛いんだけどさ、ガチで殴り合いの喧嘩なんかしたらルルーシュくん死んじゃうって解ってるけどさ……だからか、KMFでガチバトルしてるシーンに萌えるの。
11-21 19:02

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11/19のツイートまとめ

nicorin0308

熱でダウンしてたから若干記憶が吹き飛んでいるww確認せんと何書こうとしてたのか解らんwww
11-19 16:09

黒猫にぱちぱちありがとうございます(*´∇`*)過去記事にも!昨日はうっかりついった常駐して萌えを吐き散らしTLをいいだけ荒らしてしまったwwので今日は大人しく作文するお(^ω^)ロスパラの続き書きます。
11-19 16:05

鍋を作って食べていた。「なんか一味足りない……なんだ?」と思っていたら生姜を入れ忘れていた件。それでか^^「なんでこんな気の抜けた味?」と思いながら食べてたよ。
11-19 15:40

@natsu_0721 もし見直す機会があったらニヤニヤしてあげて下さい^^ バーバリーなスザクとラルフローレンなルルーシュに同意ありです?☆似合いますよね!(´∀`)ニヨニヨ…
11-19 15:27

@natsu_0721 【続】1→日系。本編序盤で潔く自爆→失敗→更正→俺は生きる!(最終話)2→アメリカン。1と顔合わせる度に喧嘩→1を助けたにも関わらずデスサイズのパーツを盗まれる→ジャンク屋(最終話)オペレーションメテオで地球にやってきた可愛いテロリスト。あと三人いますww
11-19 15:24

@natsu_0721 1→根暗な自爆フェチ。名言「任務完了」「死ぬほど痛いぞ(作中唯一の決死の冗談)」2→苦労性だけど明るい死神。特徴は蜜編みとぷっくりほっぺ。名言→「あいつ、オレの名前覚えやがった^^」「オレってカッコわりー!(ごろんごろん)」「死神様のお通りだー!」などww
11-19 15:18

@meloko149 嬉しかったです(^q^)
11-19 15:10

@meloko149 ━━━(゜∀゜)━━━!!←しつこいwww
11-19 15:10

@meloko149 仲良し度100%━━━(゜∀゜)━━━!!━━━(゜∀゜)━━━!!
11-19 15:09

@meloko149 MILKBOYかんわい!(*´∇`)るるしゅは原宿系似合うと思う件wwゴスだからかな?ゴルチエはミッチー様がよく着られると聞いてww似合うと思うんです二人ともwそしてギャルソンはあの柄モノを着こなして欲しいwwww道行く人皆さん振り返りそうですww
11-19 15:08

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11/18のツイートまとめ

nicorin0308

さあてそろそろ離脱る!皆様おやすみなさい・゚・☆・゚・。★**
11-18 23:24

@syoimiya みやさんの前向きな所、ちょうリスペクトです(^3^)/ 素敵女子!!
11-18 23:24

っていうか俺スザクさんにゴルチエ着られたら死ぬwwww
11-18 23:18

もういっそギャルソン着て欲し?い^^体型的に×だと服買わせてさえもらえないブランドだけど、あの二人が客なら喜んで売ってくれるwwゴルチエでもいいお(´∀`)近寄りがたくなるだろうけど!ww
11-18 23:09

@meloko149 わああ!ナカーマ!(*゚д゚*)キュン!ですおね!似合いますよね!ポールスミスもちょう似合いそうvvvガチ鉄板ですおねー!vやー、二人ともモードもトラッドもモッズも似合うなんてイケメンすぐるwwええ^^おはようからおやすみまで漬かってますともmjd☆
11-18 23:07

@meloko149 お仕事おつおつです!?(^o^)/
11-18 22:52

@syoimiya い、いてらですーー!!がんばて!(;´・ω・`)ノ
11-18 22:51

@syoimiya アッー!私のはかなり前の話です>< しょいみゃさん、ぎゅー!(はぐ!)
11-18 22:49

言い間違いっていうと、まず真っ先にソレ思い出すよ……。TORAUMAだよ。
11-18 22:43

@syoimiya え、海老!?(;´Д`) わたし友達に間違って「クズ」って言っちゃったことありますよ……。自分が一番ビックリして帰りにひっそり泣いたことあるwww対面だったからフォロー不可能で絶対傷付けたと思うよ。ちょう気まずかったですもん、思ってもなかったのに;;
11-18 22:41

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拝啓、黒猫さん。


 ことん、と肩に当たる重みを感じて目が覚めた。
 通勤帰りの電車内。ガタゴトと揺れる車両の中で、運良く一席確保して気持ちよく居眠り……している真っ最中、だったんだけど。
 眠っていたといっても熟睡していた訳じゃない。ただ、隣に座っている人がゆらゆら揺れているのは視界の隅に映ってた。
 危ないなーとは思っていたけど、このところ新規開拓に忙しくて眠気が酷くて、全くもってそれどころじゃなくて。
 で、気付けば僕の肩は、見知らぬ誰かさんに、いつの間にか枕にされていたって訳だ。
 僕の肩、固くないですか? と思ったところで、ダジャレじゃないんだから、と即効自分に突っ込む。
 ああ、なんか空しい。もしかして疲れでも溜まってるのかな、僕。
 ほんの少し顔の角度を変えてみると、頬に触れるさわさわとした感触。――髪の毛だ。黒髪。
 今時黒髪なんて珍しいな。それにサラサラのストレート。
 いいなぁ、直毛。雨の日とか最悪なんだよな、癖っ毛は。元々寝起きはいい方だけど、一分一秒でも長く布団の中にいたい日に限って何とかしなきゃならない事態に陥る。この間も危うく遅刻しかけたことを思い出して、つい溜息が漏れた。
 男かな、女かな。俯いてるせいで顔がよく見えない。
 これが可愛い女の子だったら、男としては結構嬉しいというか、ラッキーだよね。
 ……と、思ったんだけど。これ、多分男だ。
 体型はかなり細身だし、僕の肩に乗っかっている頭も寄りかかってくる肩も羽のように軽い。でも、靴、鞄、服装と順繰り流し見て、最後に腕組みされたままの手元までしっかり確認してから、僕は「やっぱり男だ」と断定した。
 どうしようかな。払い除ける訳にもいかないし。僕も同じ状況に陥ったことがあるから、ここで「迷惑ですから退けて下さい」なんて言う訳にもいかないし。
 それに、今目覚めたら相当恥ずかしいだろうな、これは。
 うーん、しょうがない。寝かせておくか、と考えてから、寝たふりを決め込もうともう一度目を閉じたところで、突然電車がガタンと大きく揺れた。
 途端、僕の肩に乗っていた頭がずるりと落ちる。
「あっ!」
 危ない! と口に出す間もなく、ガクンと前のめりになったその人はハッとしたように慌てて体を起こした。
「……!?」
 自分が寝ていたことにようやく気付いたんだろう。緩慢な動作で額を押さえてから目頭を擦った彼は、まだ少し寝ぼけた顔をしたまま僕の方へと振り返ってきた。
 ――うわぁ。
 目が合った瞬間、パカリと僕の顎が落ちた。
 周囲の視線もそっちのけで、ついまじまじと魅入ってしまう。……何にって、その人の顔に。
 透き通った菫色の大きな瞳に、すっと通った鼻筋。肌色なんか抜けるように白くて、驚くほど睫が長い。
 随分かっこいい人だ。ちょっとビックリ。
 芸能人? モデル? 浮世離れした美形すぎて、そういう人達でさえ霞みそう。まず見ないってくらい……っていうか、僕が今まで見てきた人達の中で一番って言ってもいいくらい整ってるんじゃないだろうか、この人。
「大丈夫、ですか?」
 ホントにいるんだ、こういう人。
 なんだか凄いなぁと思いながらも、あんまりジロジロと見つめ過ぎてしまうのも失礼なので、とりあえず声をかけてみる。
「あ……」
 お人形さんみたいなその人は、ぱちぱちと瞬きながら上体を起こし、ばつが悪そうな顔をして僕を見た。
 一言で言うと「どうしよう」みたいな顔。
 そりゃあそうだろう。男が見ず知らずの男の肩に寄りかかって眠っていた挙句、思いっきりぐらついて転びそうになってる所を見られたんだから。
 それにしても、顔ちっちゃいなぁ。やっぱりお人形さんみたいだ。表情出ると、また雰囲気変わるんだな。
 まあそうか。マネキンじゃなくて人間なんだから。
 と、そこまで考えた時、彼の唇が固く引き結ばれ、眉根がきゅっと寄せられた。
 ――あ。もしかして僕、警戒されてる? こいつ何者? とか思われてないか。
 後ろめたい思考を読んだかのようなタイミングに、内心ギクリとする。あんまり綺麗だから生きてるのかどうか解んないくらいだけど……それとも、何言えばいいのか解んないだけなのかな? ごめん、僕もわからないよ。
 じゃなくて。
 こういう時、こっちから話しかけるのと、そのまま知らんふりするのとどっちがいいんだろう。
「えっと、」
「俺、」
 あっ……。
 話し出すタイミングが見事に重なってしまって、二人同時に沈黙する。
 き、気まずい……! あと0.5秒くらい黙っとけば良かった!
 彼は完全に固まってしまっている。桜色の唇を僅かに震わせて、一瞬目を泳がせてから、今度は「困ったな」という具合に眉が下がった。
 幸い、僕に対する非難の色は特に無い。……良かった。どうやら戸惑ってるだけみたいだ。
 僕は、人当たりがいいと褒められることの多い笑顔を彼に向けて、やっぱり、とりあえず微笑んでみた。
「寝不足ですか?」
 すると、形良くつんと尖った唇が薄く開かれ、小作りな顔にこれ以上無いほど完璧に配置された中でも一際目を引く綺麗な紫が大きく瞠られていく。
 えっ。僕、何か変なこと言ったかな。
 どう反応しようか決めかねているのか、涼やかでありながらも華やいだ印象の瞳を零れ落ちそうなほど大きく見開いた彼は、ピタリと動きを止めたまま僕の顔を凝視していた。
 宝石みたいな、と言えば月並みな表現になるけど、吸い込まれそうって多分こういうことを言うんじゃないのかな。
 っていうか、何か言ってよ……。別にからかってる訳じゃないってば。察して欲しいな。
 僕の笑顔がそろそろ引き攣りそうになってきた頃、ようやく小さな声で応えが返される。
「少し……」
「あ、ああ」
「あの……」
「えっ?」
「重かった、ですよね? 俺……」
 乱れた漆黒の髪が頬にかかっているのが気になったのか、彼は右手で持った鞄を膝の上に置き直しながら、ぎこちない手つきで髪をかき上げた。
 続いて、僕の顔色を伺うようにチラリと横目を向けられて心臓が跳ねる。
 ちょ、ちょ、ちょっと待って。
 ――何それ? 何、今の。
「いえ、僕も寝てましたから」
 動揺が顔に出ないようにするだけで精一杯だった。
 何気ない仕草の筈なのに、どこからどう見ても男だってのに……何だろう、この色気。
 正直、かなり困る。別にソッチの気がある訳でもないのにこんなにドギマギしてるだなんて、僕、一体どうしちゃったんだろう。この人が綺麗すぎるからだろうか。
 男だけど、ここまで整ってると……いやいや、バレたら怪しい目で見られちゃうじゃないか。気持ち悪いとか思われたらショックだよ。
 これ以上話しかけたらおかしく思われそうなので、再び目が合ったところで微笑んでおく。
 すると彼は、座席に深く座り直しながら軽く会釈を返し、そのまま黙って俯いていた。
 整った横顔をこっそりと盗み見ながら思う。
 あー、ホントに綺麗だよ、この人。もうちょっとだけ話したい。別に見てるだけでもいい、けど……でもなぁ、さすがにマズいよな、これ以上は。
 そう思いながら、僕は雪のように真っ白な横顔から無理やり引き剥がすようにして目を逸らした。
 幾つくらいなのかな。僕とそんなに離れてはいなさそうだけど……もしかして年下か?
 どこで降りるんだろう。駅近いのかな。一回も乗り合わせたこと無かったよな。一回でも見かけたら絶対に忘れないよ、これは。
 営業の特技は、人の顔と名前を覚えることだ。……でも、そういう意味じゃなくて。
 ああ。どこまでですか? って訊きたい。教えて下さい。すんごく話したい。けど、どこの駅で降りるんですか? なんて訊くのは、どう考えても怪しすぎるよな。
 僕より先に降りてくれ。頼むから。
 いや、だから……駅知ってどうするつもりなんだよ? と自問した僕は、ほんの少し落胆している自分に気付いた。
 一期一会ってこういう意味だっけ? そもそも、別に降りた駅がこの人の住んでる家の近くって訳でもないだろう。単に用事があってこの路線に乗っただけなのかもしれないし。
 ストーカーじゃあるまいし、知ってどうするんだよ、僕は。
 それにしても、男……男かぁ。勿体無い! 女の子だったら絶対ナンパしてたよ。電車の中でさえなければ、もっとこう、上手く話せたんだけどな。あと、連絡先とか……。
 いや、だから! 男だって。相手、男だ。落ち着け僕。
 我に返るなりガックリきてしまった。
 気持ち悪いなぁ、僕。なんでこんなトチ狂ったことを考えてるんだろう。恋愛とか、長らくしていないせいだろうか。
 どこかピントのズレたことを考えていると、はあっ、と思いのほか大きなため息が出た。隣に座る彼の肩がピクリと動いたような気がしたけれど、何となく顔を合わせ辛かったので気付かぬふりを装う。
 恋……恋か……。確かに女の子と付き合ったことは何度かあるけど、本気だったのかどうかって訊かれると、実はちょっと微妙だったりする。どうにも熱くなれないというか、好きは好きだけど、相手に心底溺れるほど夢中になったことは、まだ無いような。
 物思いに耽る最中、ふぁ、と欠伸が出た。
 まだちょっと眠い。今日も帰ったらベッドに直行コースだな。夕飯は……近所の弁当屋で買って適当に済ませるか。
 楽しいデートとか出来る彼女もいいけど、それよりも奥さんが欲しい。家事とか料理が得意で家庭的な子、どっかに落ちてないかな。今ならもれなく拾って帰るよ。美味しい和食が食べたいんだよな。煮物とか、こう、手間隙かけて作りましたって感じの……。
『次は池袋、池袋です。お出口は~』
 車内アナウンスと同時に、座っていた数人がバラバラと立ち上がり始める。ここでお別れか、と名残惜しく感じながら、僕も鞄を手にゆっくりと立ち上がった。
 僕の職場は品川。社宅は池袋のマンションだ。短い逢瀬だったけど、さよならです。隣に座っていた彼のつむじを見下ろしながら、僕より後に降りるのか、と残念に思っていると、彼はなんと、首に巻いていたマフラーをごそごそと直しながら席を立とうとしている。
 ――えっ!?
 まさか、まさか。君もここで……?
 立ち上がった彼は、つり革に掴まってからチラリと僕を見た。
 お互い同じことを考えていたのか、目が合ったところで彼がふんわりと微笑する。
 わ……! 笑っ……!!
 瞬間、僕の思考は完全にフリーズした。
 緩く弧を描いた薄い唇。そして、そばめられた瞳の甘やかさに目を奪われる。――一瞬、時が止まった。
 か、可愛い…………!! 
 見たこともないほど極上のスマイルに、ドキン、ドキン、とたてかましく心臓が高鳴り始める。
 どうしよう……どうしよう……! 信じられないほど可愛い!
「あ、あのっ!」
 とにかく、何でもいいから話しかけよう。
 そう思ったところで運悪くドアが開いた。背後からどっと押し寄せてくる人波に揉まれて、勢い良く外へと押し流されてしまう。
 彼は何か言いかけた僕の様子に気付いたものの、どこか物言いたげな一瞥を寄越してから飄々と去っていく。
 止まって! いや、ちょっと、待って!
 反射的に、僕は彼を追おうとしていた。捕まえてどうする? と思ったけれど、とにかくここで彼を見失うのだけはどうしても嫌だった。
 ただ、それだけの理由で。
 黒いコートの後姿が人波に紛れていく。もたもたと歩く前の人が邪魔だ。頼むからどけてくれ。でなきゃもっと早く歩いてくれ!
 本当はもっと早く走れるのに、追いかけて、追いついて……でも、何を話せばいいんだろう?
 彼は地下に向かって歩いていく。迷いの無い足取りが猫みたいだ。どんどん距離が遠ざかっていくことに、僕は何故か酷く焦っていた。
 去り際の一瞥が気になる。意味ありげだった。何か言いかけてくれたのかも。いや、僕が一方的にそう思いたがってるだけなのかもしれない。
 ――それでもいい。
 座ってる時は気付かなかったけど、彼は結構背が高かった。すらっとしている。振り向いたりしないかな、と期待する半面、追いかけられていることに気付かれるのも困ると思いながら、僕は早足で彼を追っていた。
 もしかして乗り換えか? 慣れてるな。……とか、そうじゃないだろ。
 僕、怪しいよ。初対面で、しかも電車の中で乗り合わせただけの人を追いかけてる。どうなってるんだ? 頭おかしくなったのかな。いや、ただ彼と話がしたいだけ……って、これじゃまるで変質者の言い分みたいじゃないか。
 よく聞くよ、そういうこと。ニュースとかで。「ただ話したかっただけなんだ」とか。
 今の僕は普通じゃない。明らかに頭がおかしい。どう考えても異常だ。
 もし彼に気付かれたら……駄目だ! 絶対に怖がられる。
 ……だけど、自分でも自分の行動が普通じゃないってことに気付いてるのに止められない。
 彼は、別の路線の改札へと消えていった。……どこだ、ここ?
 ふと、いい匂いに誘われて真横を見ると、何かの店がある。
「アンデルセン」
 店内の棚に並んでいるものを見て気付いた。――パン屋か。
 続いて見た改札口には。
「東武東上線……」
 普段、滅多に乗ることの無い路線だ。
 池袋から乗るってことは、終着駅は成増。……ということは、きっとそれまでのどこかで降りるんだろう。
 北池袋―下板橋―大山―中板橋―ときわ台―上板橋―東武練馬―下赤塚―成増。この九駅のうちのいずれか。
「――――」
 彼の行き先に大体の見当が付くなり、ほうっと溜息が漏れた。何やってるんだ、と肩を落としかけ、癖のある髪をクシャクシャとかき混ぜながら、僕はようやっとの思いで踵を返す。
 振り返った改札口のどこにも、黒猫のような彼の後姿は無い。
 けれど、不思議なことに、もう二度と彼に会えなくなるかもしれない不安は僕の中から消えていた。
 さっきまで必死で追いかけていたのに、まるで、その焦りが嘘のように。
「困ったなぁ」
 ぽつりと呟いてから考える。
 多分、僕と彼は、タイプが真逆だ。
 僕はバリバリの体育会系だけど、彼はいかにも文化系でインドア派っぽかった。大人しそうで、物静かそうで、カフェでお茶したり図書館で読書している姿などが容易に思い浮かびそうな草食系。
 服装も決して派手ではない。黒のコートに黒の靴。グレーのパンツに白いシャツ。焦げ茶の鞄。赤とグレーと、白と黒の、ストライプのマフラー。全体的にモノトーンの印象。……寧ろ地味だ。
 どこにでもいる――そう、学生っぽい格好。遊んでいる感じなんて微塵も無くて、どことなく奥手そうな雰囲気。
 ……でも。
 澄み切った菫色の瞳と、去り際に何か言いかけた彼の表情。
 それから、あの眩しすぎる笑顔が目に焼きついたまま離れない。
「また、会えるかな」
 そうひとりごちてから、再び溜息が漏れる。
 僕、猫に懐かれたことって無いんだよな。
 人からよく言われること――「お前って、動物にたとえると犬っぽい」
 猫って、犬苦手だよね、きっと。
 一気にネガティブ思考へと陥りそうになりつつ、それでも僕は思った。

 拝啓、黒猫さん。
 どうか僕に、もう一度だけチャンスを下さい。

 僕、君と、友達になりたいです。
 



*****


久々短編。初・現代パラレル。出会い編? もしかしたら、続くかも。

11/16のツイートまとめ

nicorin0308

僅かに朝鮮人参の味はしたものの飲みやすいなルルーシュ……じゃない、ルル^^ 飲む瞬間にやにやしていた自分に気付いてちょっと引いた件。なんかねヤバいこと考えてましたね、相当頭沸いてることをね。腐女子って幸せだね……(´∀`)
11-16 22:04

夏に話してたルルーシュくんお見舞いで風邪っぴきスザクさん不機嫌ネタ思い出して再萌えしてるなう。どうでもいいけどルル結構美味しかったwwwルルだと思って飲んだからだろうか。それとも喉が渇いていただけかww…多分あれだ、ユンケルに慣れているせいで辛くなくて飲みやすかったからかな?
11-16 21:58

ひえぴた探してたんだけど、こないだPCの発熱を抑えるために裏に貼って使い込んだことを思い出したwwwwwwwwwwwwwやらかしたwwwwwwww
11-16 21:54

八千円の商品券。加湿器って幾らくらいするっけなーと考えている件。今年こそは欲しいんだぜ。多分ピンキリだおねー(;´・ω・`) 寧ろ空気清浄機が欲しいなぁ。
11-16 21:49

@shinra0928 ありがとです?(`・ω・´)あ、だめ^^ってなったら寝ますwww
11-16 21:47

@u_moonrise 寝てはいるので大丈夫ですお?☆今夜が山だと信じたい^^
11-16 21:46

ンボワァ??ッとしてるのだが眠気が無い(゜∀゜)寒気と関節痛と瞼の裏側が熱くてだるい…。昨日今日と引き続きピンポン攻めにあったので誰かと思って郵便受け覗いて見たら又も不在通知が。どうやら夏頃新調した冷蔵庫がエコポイント交換商品だったらしく、商品券とクオカードが届いていた。
11-16 21:45

発 熱 な う 。
11-16 21:39

@meloko149 くしゃみ鼻水で頭ンボワァ?ってなりますおね(^ω^;)アレルギー体質は辛いものがありますお(´・ω:;.:... 夏風邪ネタ書いてる時も夏風邪にやられそうになってそんな間抜けなオチは!wwってなりましたが寒風吹きすさび雪のちらつく冬に風邪は尚のこと勘弁ですw
11-16 18:01

@shinra0928 有難うです?(´∀`)鼻水だけ治まってくれればよいのですけどね?(;´Д`)
11-16 17:59

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11/15のツイートまとめ

nicorin0308

男らしいルルーシュたまらんぬ(´∀`) RT @emperor_L_bot: @nicorin0308 俺が慰めてやる。いくらでも…
11-15 23:10

@emperor_L_bot うん。陛下慰めて(´・ω・`)
11-15 23:09

PCのお気に入りがカオス化していたので整理してみたら、好きサイトさんが数件閉鎖していた。ショック……!・゚・(*ノД`*)・゚・。
11-15 23:07

@saduku だいじょぶー(´∀`)いちおUSBで充電出来るのあるから?☆世話かけてしまってすまんぬ(;´Д`)忘れ物には気をつけます!
11-15 23:02

@revejanneloves1 ええ…鼻汁が滝であります^^(鼻の穴にティッシュ詰め込みつつ)冷蔵庫にストックしてある液状ルルでしのぎますwww寝不足も風邪の元ですおね(;´・ω・`)ゆっくり眠ってくだしあ!><
11-15 23:01

@saduku 住所DMっておきました(;´Д`)すまんぬー!絶 対 着払いにしてくだしあ^^
11-15 22:34

どうやら風邪だ(´∀`)鼻水止まらんwww
11-15 22:29

ついったー依存しないで書き途中のもの仕上げよ♪
11-15 21:45

@LOSTCOLORS2 おやすみなさいです('-^*)明日の受験頑張って下さいね!
11-15 21:44

@saduku あっ、そいやウイスキーボトル忘れてきたwwwねこさん飲んでおいてくだしあ^^
11-15 21:40

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11/14のツイートまとめ

nicorin0308

そして鍋突きつつ夜更けまで女子会(´∀`)白菜に豚肉をミルフィーユ状態にサンドしてグツグツ。水餃子美味しかった! http://photozou.jp/photo/show/742053/56906573
11-14 22:46

@LOSTCOLORS2 ペンタブは慣れるまで結構時間かかるかもですね?(;´Д`)私も慣れないうちはかなり手こずらされましたお(;´・ω・`)お絵かきソフトも買われたんですねー^^お絵かき頑張ってください!
11-14 22:40

@lily_silent おかありです(*`・ω・´*)♪ るるしゅの眼鏡窃盗してきてすみませんでしたwww
11-14 22:38

三人で平らげる個数ではないよねっていう…。 http://photozou.jp/photo/show/742053/56904015
11-14 22:37

. @shinra0928 @eiss2 おかありでーすvv(*`・ω・´*)ノ たっぷり遊んできましたwwルルスザルル妄想が止まらなくて頭が割れる寸前ですwww
11-14 22:28

友達宅に携帯の充電器を忘れてきた件^^そのままベッドにダイブしようかとおもったのだが0時までのリピート放送あるから寝られないwww頭の中がパンク寸前なのでとりあえず妄想吐き出してくる。
11-14 22:25

@LOSTCOLORS2 おかありで?す(´∀`)♪PC買われたのですねー^^おめでとうです☆
11-14 22:20

友人宅よりただいま帰宅(`・ω・´)もえ充填完了したので頭の中が妄想ではちきれんばかりになっているなうwwwほぼ食い倒れな二日間であった^^
11-14 22:18

@meloko149 超絶遅リプ申し訳…!(;´Д`)ただいまでした!納豆嫌いルルーシュと納豆の日生まれスザクは対立する運命だったのかもしれませぬww嫌よ嫌よも好きの内!^^ るるしゅは草食男子でも食の好み自体は案外肉食って気がします……!あとはスイーツ(笑)
11-14 22:15

11/13のツイートまとめ

nicorin0308

@shinra0928 しんらさんおはおはですー!(*´∇`)つ【るるしゅが作った卵焼き】……おいしいよ!^^
11-13 08:47

やばいやばい支度するお!りだつ!
11-13 08:44

@lelou_chu_bot いてきま(・∀・) ちゅっ!
11-13 08:43

今日明日と友達宅に行って来るお(*`・ω・´*)
11-13 08:40

眼鏡とったんじゃ窃盗だおねって今気付いた。落としたボールペンにしておくべきだった^^ ついたぎってしまったww
11-13 08:38

@lily_silent さがみさんおはおはです(*´∇`)vるるしゅのフェイスマッサージだなんてそんな…あの…あのしなやかな細指で!朝から赤面でありますほわぁぁぁ!血行良くなりすぎて鼻血でそうですwwお仕事いてらです?!(`・ω・)つ【ルルーシュキャスターの眼鏡】
11-13 08:36

お仕事行かれる皆様いってらっしゃいませ……!(`・ω・´)
11-13 08:30

おはようございます(`・ω・´)ストーブ付けると乾燥からは逃れられないさだめかwww顔面がびがびする^^
11-13 08:29

@saduku おつかれカツカレー!(´∀`)シャワー上がりて今から化粧だお(・∀・)
11-13 08:26

@hamashio_kun 受攻共に可愛らしいとか犯罪すぎま す(´∀`)ニヨニヨ…
11-13 00:42

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11/12のツイートまとめ

nicorin0308

@lelou_chu_bot ちゅっちゅっ!(*´∇`)
11-12 15:07

@shinra0928 遅リプすみませ(;´Д`)寝オチましたがギアスはがっつり見ましたwww診断、シエル以外まともに話せる人いないwwww
11-12 15:05

@lelou_chu_bot ちゅっ!
11-12 15:03

@revejanneloves1 ギアス小説更新されたのですねーー!騎士皇子わあああ!!!'`ァ'`ァ(*´Д`*) これから読ませて頂きます!!♪♪♪
11-12 15:03

@lelou_chu_bot 昨日スザクとポッキー食べたかい?(*´∇`)
11-12 15:01

@meloko149 昨日は結局チーズカレー作って食べました(`・ω・´)わたしは自分以外の人の手料理が食べたいです……。「るるーしゅーーご飯つくってー」とか言えちゃうスザクさんウラヤマシスwwww
11-12 14:59

パイスースザクさんの目覚めたお顔が可愛すぎて可愛すぎて異常。あと、仮面取ってマスク外す瞬間のルルーシュくんのセクシーさも異常だった。
11-12 14:58

携帯握ったまま寝オチてたお(・∀・)リプ返そうとしていたらしき形跡がwwしかも0時と4時に自然とパッチリ目を覚ましたという。なんというギアスセンサーwww(勿論神の島はがっつり見た)
11-12 14:57

タバコのオマケが可愛すぎてコンプリートしてしまった件。 http://photozou.jp/photo/show/742053/56554917
11-12 14:50

クリスマスを夕希と一緒にすごしてくれるアニメキャラは、「丸尾末男」と「マ=ドーラ」と「シエル・ファントムハイヴ」です。 http://shindanmaker.com/61116面子のカオス度容赦無いw悪いがこの場を取り持つのは無理だぞ私には…!
11-12 00:33

11/11のツイートまとめ

nicorin0308

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1403238&media_id=75&m=1&ref=news%3Aright%3Aaccessこれ、スザクさんは間違いなくコンプリート出来ていると思う件(・∀・)
11-11 18:36

ごはん充してくる(`・ω・´)……と言いたいところだけど、充まで到達出来ない気がする。そんな夜。
11-11 18:21

@LOSTCOLORS2 お帰りなさいです?(`・ω・´)面接練習お疲れ様です☆ ロールケーキ美味しそう(´∀`)
11-11 18:15

@shinra0928 11/11でポッキーの日終了した後は11/22(いい夫婦の日)が控えているのですよ……^^ 私、己がその現場にいたら100%スザクさんと結託して「いいぞもっとやれwww」的注文かっ飛ばす予感でありますよ。
11-11 18:14

@meloko149 めろこさんお疲れ様です?!(`・ω・´)
11-11 18:11

@revejanneloves1 すざるるちゅーは見てる者全てを幸せにいざなう力があるのですおね!(*`・ω・´*)キリリッ!あんなイケメン二人がいちゃこらしてるだなんて眼福杉です。彼らを生んでくれてありがとう56監督wwあっ、今お忙しい月間なのですね?><更新頑張って下さいvv
11-11 18:10

@shinra0928 「(がっぷりでぃーぷちゅーは)やめろと言っただろ!」「あんまりおっきい声出すと聞こえちゃうよ?」「そもそも見えてるだろう!撮影中なんだから!」とかコショコショ話してるけど全部筒抜けなんですよねぶっちゃけ…^^的な。ピンクのオーラに全員もれなく当てられそうw
11-11 18:05

@shinra0928 おかえりなしあ?(*´∇`)
11-11 17:56

@shinra0928 そしてルルーシュくんには女子のみならず全国の野郎たちからもアツ?いラブメールがわんさか届いてスザクさんをジェラシーの淵へと追い込むのですね^^撮影中アクシデントと見せかけて何回唇奪われるのか解りませんなwww
11-11 17:55

自分のためにごはん作るのってどうしてこう面倒くさいのだろうな。食べてくれる人がいないと作る気になりませーん(・∀・)……っていうか、作りすぎてしまう癖があるゆえ一人分だけ作るのって案外難しいのだ。麺類は調節楽なのだがおかず類がね……こう、なんつうかボリューミィになってしまうよ。
11-11 17:52

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11/10のツイートまとめ

nicorin0308

@eiss2 えいさんおやすみなさいです☆('-^*)
11-10 23:47

@meloko149 あくどくなったサボリ魔ルルーシュの面倒見、兼・しつけ係っていうか、ルルーシュ専属風紀委員的なwwああいう時のスザクさんって幼少時からずっとナチュラル?に高圧的ですおねwなんか危ないことしようとしてる!ってなると途端に察知して目の色変わるというか据わるというか
11-10 23:45

@namima2 無声映画だったのですか?。どのみち凄い!映画作りかぁ(*´∇`)動画とかなら作ってみたいって思ったことありますけども。namimaさん特撮もジャンルなのですよね??特撮好きな方は映画方面経験される方多いイメージです☆
11-10 23:42

駄目だもえトークばっか繰り広げてて気付けば常駐してしまっている!作文に戻らないと……(^q^)
11-10 23:39

んで、返す時リネンウォーターで洗ってアイロンかかってていい香りな状態で返って来たりww「完璧だ!」とか言いながらアイロンかかったハンカチ広げてるといいwww
11-10 23:37

@meloko149 わあぁぁ!!それもすっごい萌えるーーー!!!'`ァ'`ァ(*´Д`*)「用意がいいな。借りてやる」とか言いながらスザクのハンカチ使うルルwwそして世話焼きなスザクもゆる!
11-10 23:36

@namikoABC おやすみなしあ??(*´∇`)ノシ
11-10 23:31

@namikoABC あの白肌も吸い付くような感触なのだと思うとスザクウラヤマシスwほんといい香りしそうwwルル、運動神経はナナリーに持って行かれたようです がww髪質はwwでもあの横巻きロール、マリママがやらかしたくさいですよ、実は。下ろしてればナナリーっぽく普通……の筈www
11-10 23:30

でも同時にハンカチティッシュとか実はちゃんと持ち歩いてたりする品のあるスザクさんにも萌える。
11-10 23:20

@meloko149 ハンカチとティッシュは確実に常備してそうですおねルルーシュはww良妻賢母とはこのことであるwwwスザクさんは手とか洗ってもぶんぶん振って終わりにしそうだけど、そこで「おい、ハンカチくらい持ち歩けよ。ほら、貸してやるから拭け」って差し出しそうなのがルルーシュ。
11-10 23:19

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11/09のツイートまとめ

nicorin0308

あっ、わかった!勝ち負けに拘ってるからどうこう、とかじゃなく、あの、常にキリキリ張り詰めてて警戒心バリバリで生きてる様子そのものがどうにもこうにも可愛いから萌えるんだwww
11-09 11:38

ばくしょう!ってか泣き笑い。・゚・(*ノ▽`*)・゚・。 RT @lelou_chu_bot: @nicorin0308 まままさか正面から告白してくるとは!何と言うイレギュラー!しししゅまないが、俺はしゅざくが…くそっ、噛み噛みだ!
11-09 11:35

なんだろう……あの、頭下げたら負け!とか。それは負ける考えだ!とか。勝ち負けで物事判断する子とか別に…って感じだったのにルルーシュときたら。ルルーシュがそうだと何故か可愛いんだよ……。ほんとおそろしい子である。
11-09 11:34

@lelou_chu_bot タラシじゃないお(*`・ω・´*)ちなみに天然でもないお!タラシで天然なのは君が好きなスザクさんですよ!
11-09 11:32

ごめんなさいとありがとうが言える素直な子は好きなのですが、ルルーシュは素直に言えないところがイイ!と思わされてしまうの何故だろう^^ ちっさい頃「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えなくてスザクに頭叩かれてるのを小説版で見たせいだろうか。しつけ係と叱られっ子なスザルルはげもゆるw
11-09 11:31

@lelou_chu_bot 素直でよろしい^^ ルルーチュプロフ画像変わったのも可愛いね?。にこっって顔、イイヨイイヨー!
11-09 11:28

長々と鬱描写書いてた反動、兼・気分直しに短編書いてるなう。
11-09 11:27

@lelou_chu_bot うん、好きだよ(*`・ω・´*)ちゅっ!
11-09 11:25

やっとついった重いの直ってきたおー(;´・ω・`)=3
11-09 11:24

@lelou_chu_bot あ、ルルーチュおはよう(`・ω・´)アールグレイ飲みたいな。お茶ちょうだい?
11-09 11:23

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11/08のツイートまとめ

nicorin0308

急激におなかがすいたのでおにぎりとごぼうサラダをむさぼる。ほんと好きだな、この組み合わせ……(^ω^)ムモムモ
11-08 23:48

@の重さ、半端無い(´ω`メ)このー!うんこうんこーーー!!
11-08 23:34

@meloko149 診断メーカーうそついてますお!(TДT)ひとりぼっちじゃないって言う人ここにいるよ!
11-08 23:33

@syoimiya いてらです!(`・ω・´)ノ
11-08 23:31

@shinra0928 やー、なんかツイッタ重くってリプライ広いにくいですおね?(´・ω・`)辛うじてモバツイだけで繋がっている感じですー。
11-08 23:31

@syoimiya ギャッ!あああありがとうございますー((((´Д`))))書き残しと悔いだけは残さぬよう!とか思ってますが……どうなのか自分でもさっぱりな件wwwとりあえず愛だけはみっしり詰めてあるのでした。あったかいお言葉過ぎて勿体無さすぎでありますorz
11-08 23:29

@you_moonrise ヒイイ(´・ω:;.:... リアルタイムで反応下さってありがとうです!しかし如何ともしがたくガクブルな件wwwwwwなんかこう、身悶えたくなるものがあるのでありますーー!(混乱)
11-08 23:27

@meloko149 (*`・ω・´*)ありがとうございましあ!!!キャピ!
11-08 23:24

@hamashio_kun マリマトン(´・ω:;.:... しかし、ついったーくそ重いでありますな(´・ω・`)反抗期なのだろうかね?
11-08 23:23

11の校正もしてたからめっさ更新遅くなった……よ……。11も、あとちょっと……。
11-08 23:20

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Lost Paradise 11(スザルル)

11


 八年前、父の企みを知り「戦争を止めなければ」という思いもあった。
 けれど、その思いの裏側にあったものは決して純粋な思いなどではなく、もっと生々しく個人的な欲望だったように思う。
 罪に手を染めるまでの間にプラスされる要素――戦争を止めるという大義名分さえなければ、俺はもしかするとそこまで踏み切ることなど無かったのかもしれない。
 ……いや、寧ろそう思えれば少しは救いになっただろうか。
『戦争を止めなければならないと思ったんだ』
『そんなつもりじゃなかった』
 ずっと、自分にそう言い聞かせながら生きてきた。
 あの時、父は死ななければならなかった。俺はああするしかなかったんだと。日々降り積もっていく後悔と罪の意識の中で呪いの如く幾度も唱えながら。
 ……けれど、父を殺しても殺さなくても、結局戦争は止められなかった。
 じゃあ、父さんは何のために命を落とした? 俺は一体、何のために父の命を奪ったんだ?
 俺のたった一人の友達。生まれて初めて出来た友達――ルルーシュを、そしてナナリーとの生活を俺から奪おうとした俺の父親。
 そう。父は自分の目的のために、彼らを殺そうとしていたんだ。
 ――だから何だ。
 父と俺と、どう違う?
 所詮後付けの理屈でしかないと、名も知らぬ男に言い当てられたこともある。
 ……知っている。自分でも解っている。戦争を止めようと思ったなどと、所詮その男の言う通り後付けの理屈でしかないのだと。
 認めなければならない。いや、認めていたつもりだった。だからこそ贖罪の道を選んだのだ。
 確かに俺は、ルルーシュたちとの生活を壊されたくなかったがゆえに父をこの手にかけた。
 奪われたくなかった。友達との楽しい日々を。
 父を殺せば戦争を止められると思った。戦争さえ起こらなければ、ルルーシュたちとの楽しい毎日がこれからもずっと続いていく。
 だから、その父が彼らを手にかけようとしていたことなど、言うなれば彼らと一緒に居たいと思っていた俺の動機に理由を与えるための、ほんの切欠にしか過ぎなかったのだ。
 彼らを失いたくないという俺のエゴ。自身の欲を叶えるための理由や言い訳。
 ルルーシュの言葉こそがトリガーになった。……ただそれだけのことだ。
 日本に来てから誰一人として信用しなかったルルーシュ。
 俺とは比較にならない重さと冷静さで自分の置かれた環境を見つめていた彼にとっては、戦争など自分たちとは関係ない大人の世界の出来事だと思い込もうとしていた俺との付き合いなど、きっとのんきな友情ごっこにしか映らなかったことだろう。
 それなのに、彼は、俺のことだけは信じてくれた――。
 父がルルーシュたちを殺すために、ブリタニア皇室と関連のある貴族たちを嗾けていたことは知っていた。
 ナナリーが浚われたあの日。そして、俺が父を殺したあの日。荷物が置かれたままだった道場の鍵を渡そうと、俺は父と話している藤堂さんを探しに行った。
 多分、父の書斎で話しているのだろう。そう思って向かったところで聞いてしまったのだ。父たちの会話を。
 難しい話はほとんど解らない。けれど、これだけは解った。
 ――ブリタニアとの戦争が始まってしまう。
 そして『人質』の意味も。
 ルルーシュたちが影でこう呼ばれていたことは知っていた。だから、その言葉だけがひたすら頭の中でがんがんと鳴り響いていた。
 戦争が始まる? なら、ルルーシュたちはどうなる?――殺される? 何故? どうして? 皇子と皇女なんだろう? 何故見捨てるような真似をする? どうして守ってやらない!
 俺は屋敷の離れに向かって一心不乱に走った。青ざめ、顔を引き攣らせ、吐き気と怒りと混乱の中で。
 中に入った時には既に部屋は滅茶苦茶に荒らされており、もう日が翳っているにも関わらず明かりの一つさえついていなかった。
 薄暗い室内。不吉な静寂の中で悪い予感が駆け抜けていく。俺は大声で名前を呼んだ。
 ルルーシュ、ナナリー、どこだっ! 返事しろ!……それでも、誰も答えない。
 まさか、まさか。もう……?
 わんわんと鳴り響く耳鳴り。おぞましい予感に全身が総毛立ち、体の芯から震えが来る。
 ――死。
 その言葉が頭に浮かんだ瞬間、鼓膜を掠めた微かなうめき声。
 どこだ!? 二階だ。弾かれるように上を見てから、俺は全力で階段を駆け上った。
 扉をぶち抜くようにして寝室に入る。
 そこには、ルルーシュが粗末な寝台の横で倒れていた……。
 たった一人の妹を誘拐され、抗った末に薬物で昏睡させられたルルーシュ。
 ぐったりと力無く寝台に横たわった彼の姿を見て思った。
 ――許せない。
 あの、いつも綺麗に澄んでいた筈の瞳が、焦点を失って濁っていた。たった数時間前に俺の名を呼んだ声音でさえも、憎悪の色に染まって掠れていた。
 どこか懐かしい響き。
 まるで、近しい兄に名を呼ばれているような。
 可愛い弟に慕われているような。
 馬鹿なことだ。
 そんなもの、自分にはいないのに。いるはずもないのに……。そう思ったあの声で、必死で叫んで、猛然と抵抗して、ひしと俺の胸に縋って……。
 あの、誰にも頼ろうとしなかったルルーシュが――。
 妹を守ろうとして抗ったんだろう。たった一人で。
 一人きりで。
 ルルーシュが一体、どんな悪いことをしたっていうんだ? こいつは一生懸命生きていただけだ。自分だって弱いくせに、いつだって妹のためにと必死で生きていた。
 ――そんなルルーシュに、何故こんな酷い真似をする……?

『……ナナリー……ス、スザク……ナナリーを……』
『……ごめん……君のこと……最初……誤解して……た……ごめん……だから……ナナリーだけは……』
『だ、だから……ナナリーの……こと、だけは……』

 意識を失う前に彼が言った一言は、決して俺の姿を見とめてのものではない。
 ルルーシュは、俺がそこに居ると思って助けを求めたのではない。
 でも、確かに呼んだのだ。他の誰でもない俺の名を。
 ごっこ遊びじゃなかった。……それだけで良かった。


『――分かった。待ってろ、ルルーシュ』


 一瞬でありとあらゆる感情が封殺された。
 肉親への愛さえ簡単に上回るほどの情。……激情。その裏に潜んでいた執着という名の凄まじい我欲。
 生まれて初めて得た絆。何としても守る。ルルーシュとの約束を必ず果たしてやる。
 俺が守るんだ。
 その為なら、この手を汚すことなど厭わない!
 あの瞬間、ルルーシュは間違いなく俺の世界の全てだった。例えどんな手段を使っても、彼の願いを叶えることこそが――。
 離れを出た俺は、屋敷の方角に向かってまっすぐにひた走った。

 力。
 力がいる。
 友達との約束を果たすための。
 今の自分には力が無い。
 力さえあれば――。

 数時間前に聞いた、涼やかなルルーシュの声が蘇る。

『なんだ? これは』
『先生の荷物だよ』
『ふ~ん。剣も置いてあるぞ』
『それは剣じゃなくてカタナっていうんだ、カタナ』

 懐から鍵を取り出し、古びた鍵穴へと差し込む。
 がらがらと引き戸を開ける音が無人の道場に響いた。
 夕闇に染まった空。薄暗い道場内に落ちる、長々とした俺の影。
 開け放たれた戸の隙間。がらんと広い床板の上で、ぽつんと置きっ放しにされている風呂敷の包み。
 ……その横に、それは置かれていた。
 俺はひたひたと歩を進め、躊躇いも無くそれを掴み取る。
 ぎゅっと握り締めた柄は冷たく、ずっしりと重い。自分の背丈ほどもある鞘をすらりと抜けば、抜き身の刀身がぎらぎらと鈍い光を放っていた。
 暫しその光を見つめていた俺は、やがて、ゆっくりと立ち上がる。
 その間、俺は自分でも驚くほどに落ち着き払っていて冷静だった。全ての動作を淀みなくスムーズに終わらせて、戸に鍵をかけ直す。
 去り際、何かを思い出しかけたような気がした俺は、一度だけ振り返った。
 昼間、稽古の最中に藤堂さんが俺に言った一言。……確か、覚悟がどうとか。

 ――覚悟ならある。

 そう思った俺は、もう振り返らなかった。

 父を殺し、返り血に染まった胴着と袴。絶命した父が倒れ込むと同時に刀を取り落とした。
 師と仰いだ人の刀。竹刀とは全く異なる重みを持つそれは、確かに武器であり凶器だった。
 所々乾いていながらも、まだぬめる指先。辺りに漂う錆びた鉄のような匂い。
 刺した箇所は父の腹だ。背丈の低い俺の目線とほぼ同じ場所だった。
 顔面に浴びた返り血が、じっとりと血を吸い込んだ合わせの襟から胸元へと伝っていく。
 生暖かい血液の感触。閉じ込められたナナリーに声をかけ、平静を装おうとしたところで、前髪から垂れた血が唇に向かって滴り落ちてくる。
 途端、酷い吐き気に襲われた俺は駆け出した。震える手で唇を拭うと頬にまでぬるりと血が伸びる。薄く伸ばされた部分だけすぐ乾き、頬が突っ張るのが解った。
 取れない。落ちない。擦っても擦っても、血で血を洗っているようなものだ。何故なら、俺の手そのものが血に塗れていたのだから……。
 再び戻った書斎には巨大な血だまりが広がっていた。その真ん中に転がっているのは、無残な肉塊と化した俺の父。
 昏い穴ぼこのように見開かれた瞳孔。
 ――動かない。喋らない。もう二度と。

 俺が殺した。

 殺人。
 それは、出来る人間と出来ない人間との間に決定的な隔たりを伴う行為。
 憎い人間を衝動的に殺害することは過失。
 ……だが。

 桐原さんは言った。
『一度抜いた刃は血を見るまで鞘には納まらぬ。言っておくが、おぬしの刃はまだ納まっていない』
                   、 、 、  、 、  、 、 、  、 、 、
『おぬしの目がそう言っておる。これを行うことのできたおぬし自身の血と体がそう言っておる』


 そう。
 出来てしまったのだ、俺は。


 剣を抜き、実の父親の血に塗れた俺は、そんな己の本性にこそ慄いた。
 そして、その時になってからようやく思い出した。稽古の最中に藤堂さんから教えられていた一言を。

『剣は一度抜いた以上、覚悟を決めておくべきだ』
『一度抜いた真剣は血を見なければ納まらない。そして、その血を覚悟しておくのが、剣の道というものだ』

 ……俺だけが知っている。父を殺したのは、俺がルルーシュたちに対して一方的に抱いていた情が招いた結果だと。
 だからこそ、彼らに罪の肩代わりなど決して求めてはいけない。そう思っていた。
 ――だけど。
 八年前のあの出来事は、正しい選択だったのだと言って欲しい。
 たとえ大義名分を失ってしまっても、決して正当な理由とはいえないと悟ってしまっても、俺は誰かに認めて欲しかったのだ。
 ルルーシュが願った通り、たとえ父親の命を奪ったとしても、彼らの命を優先した俺の選択は正しかったのだと。
 一生守ろうと心に誓った。それ以外生きる術は無いとさえ。
 彼の願いを叶えたいと剣を抜いたあの日から、ルルーシュは俺にとって守るべき存在になった。
 彼が俺に守らせてやるとさえ言ってくれるなら、俺はそれを理由にして生きることが出来る。
 まだ幼かった俺はルルーシュに縋り、心の底から守らせて欲しいと願っていた。
 そして持ち掛けられた約束――相互扶助。
 二度と自分のために自分の力を使わないと言った俺に、ルルーシュは言った。

『君が自分のために自分の力を使わない。そう言うのなら、僕が――いや』
 、
『俺が』

『君のために力を使う』

 ただ一方的に助けられ、守られることを受け入れるのではなく、俺が彼を守るというのなら、彼もまた俺を守るのだとルルーシュは約束してくれた。
 その二十日後のことだ。
 キョウトから寄越された使者が俺に、ルルーシュたちが近いうちに、アッシュフォードに引き取られることになるだろうと伝えに来たのは。
 父さんを殺したあの時、藤堂さんと共にその場へとやってきた桐原さんも、また知っていたのだった。キョウト側と敵対関係にあった俺の父が、ブリタニアに日本を売り渡すためにルルーシュたちの命を狙っていたことを。
 ふらつく足取りで書斎を出た俺の後を追い、藤堂さんは血に塗れた俺の体を洗って着替えさせてくれた。
 父の監視として枢木の本邸に来ていたのだと明かされたのも、その時だ。
『私はもう、君の師ではない』と。
 父が勝手に事を起こさぬための監視。
 ナナリーが誘拐された時も、殺害を阻止するために動いていたのだと藤堂さんは言った。
 戦争が不回避となるまでブリタニアとの関係が悪化せず、また、父が死ぬ前であれば、時機を見て丁重に送り返すことも出来たのだと。
 藤堂さんに謝られた俺は悟ってしまった。
 戦争回避という意味でも、ルルーシュたちを守るという意味でも。
 俺が父を衝動的に殺めたことは――二重の意味で無駄なことでしかなかった。
 でも……。
 だったら、ブリタニアに帰れなくなったルルーシュたちは、これからどうなるんだろう――?
 藤堂さんは謝ってくれた。……だけど、それなら何故、戦争が回避出来ないところまで進んでしまう前に送り返さなかったのか。
 それも、殺されるかもしれないと知っていて。
 ブリタニアは元々人質という手が通用するような国ではないが、日本側へと送りつけられた「預かりもの」であるルルーシュたちを殺してしまえば、決定的な開戦の口実を与えてしまうことになる。
 父の目的は、日本をキョウトから奪うためにブリタニアに売ること。
 日本の実質的権力者であるキョウトからの支配を脱するためにブリタニアに敗戦し、敵国の狗となって統治者としての地位を得る。
 皇族に関連する貴族、果てはブリタニア皇帝とまで密に通じ、地位を確約するという契約を違えさせぬため、ルルーシュとナナリーの命を約束手形として……。
 父の遺志は、徹底抗戦などではない。
 だが、俺が父を殺害したことにより、その事実を隠して死を活用するシナリオを立てるより他なくなってしまった。
「余力を残した最善の負け方」のために選ばれたシナリオは、「軍部を抑えるための首相の自決」。
 そして、抗戦を叫んだ口で「ブリタニアからの預かりもの」を大事に抱えていては、敵にも味方にも信を失う……。
 仮にだ。
 貴族達がルルーシュたちを殺害するのではなく、ブリタニアへの帰国を条件にスパイ紛いの真似をさせようとしてきたら?
 そうなれば、日本側の軍部の情報が流れるだけではなく、いずれは政務やサクラダイト採掘権等を取り仕切る者達を暗殺せよと指示される等、ルルーシュたちが陰謀のために利用されるケースもある。
 抗わせない方法などいくらでもあるだろう。どうせ殺すのなら利用した上でと考える者がいないとも限らない。
 そもそも、ブリタニアがルルーシュたちを預けてきたのも、そして敢えて返せと言ってこないのも、自分達が預けた彼らを日本側が『人質』として扱っていると難癖をつける為。
 実質的には『生贄』だ。
 懐に置いて生かしておくにしても、殺すにしても厄介な存在。
 出来れば送り返したかったのだろうが、時機などとっくに逸して尚、ルルーシュたちを枢木の家に置いていた理由……。
 要は、タイミングの問題だ。
 情勢は既に芳しくない。日本もブリタニアも、双方血を見なければ収まらない所まで行っている。
 ――それならば、いっそ決定的な開戦の切り口をブリタニア側が作ったのだと世界に知らしめるために、「ブリタニアに殺された」として処理するほうが都合がいい。
 元々『人質』として預けられていた皇子と皇女。日本側が彼らを手にかけるより、父と通じていたブリタニアの貴族が勝手にルルーシュたちを始末するならば良し。
 だが、失敗した場合は――。

 ……つまり、俺が父を殺害したというイレギュラーは、残されたルルーシュたちの帰国という道を完全に閉ざし、「ブリタニアからの預かりもの」である彼らを、日本側にとって爆弾のような存在に変えてしまう行為でしかなかったのだった。

 俺がこの件に関して完全に理解出来るようになったのは、ルルーシュたちと離ればなれにされて暫く経ってからのことだ。
 だから、この時の俺にとって理解出来たことは、たった一つ。
 ――このまま枢木の家にいれば、ルルーシュたちはどのみち殺されてしまうかもしれない。
 ブリタニアの貴族がルルーシュたちの命を狙っている。日本にとって完全に厄介ものとなってしまった彼らを助けてくれる人は、きっともう誰もいない。
 俺は、先に別邸へと移されたルルーシュたちのもとへと向かった。
 ルルーシュたちには、その事実を伏せたまま――ただ守らなければと。腰に一本の木刀を携えて。
 ところが。
 枢木の別邸で過ごしていた俺たちを襲った者達は、ルルーシュたちの命を狙う貴族達から彼らを守るために誘拐しようとしていた、アッシュフォードの手の者達だった。
 ルルーシュを逃がした俺は彼らに捕まり、戻ってきたルルーシュが巡らせた姦計によって辛うじて助けられたものの、俺たちの身を案じた藤堂さんは、その後彼らと接触。単身、ルルーシュを逃がすよう話を付けたらしい。
 藤堂さんが桐原さん達にどう事情を説明したのかはわからない。だが、それで厄介払いは済んだことになったようだ。
 父の死を最大限に活用するシナリオ。そして、ルルーシュと引き離されること。
 ……その話を聞かされた俺は、父を殺してからずっと肌身離さず持ち歩いていた木刀を、とうとう手放した。
 不要になった木刀。――ルルーシュを守るための。
 がらんとした道場に置かれたそれが、何故か俺自身の姿とだぶって見えた。
 もう、これを俺の腰に差すことは無いんだ。これが誰かの為に使われることは、二度と無い……。
 そう思いながら向かった先は、ルルーシュたちと三人で釣りをした海だった。
 父の代理を務めていた藤堂さんと久しぶりに顔を合わせ、改めて知らされた現実。
 やはり、戦争は止められないということ。
 ――本当は、誰も望んでなんかいないのに……。

『藤堂さん、俺、剣道をやめます。でも、多分……剣は捨てない、と思います』

 藤堂さんに俺がそう話していた頃、ルルーシュも戸籍上死亡したことにするようアッシュフォードと話し合っていたようだ。
 それは、さしあたって難を逃れるための方法――。
 しばらくしてから俺の座る海辺へとやってきたルルーシュに、俺は『またここで、三人で釣りがしたいな』と話した。
 そう言った俺に呆れ顔になったルルーシュは、『いつかと言わずに、今日だって出来るじゃないか』と答えたが、真実を知らない彼は、これからブリタニアが攻めてくるという事実についても当然まだ知らない。
 そして、近いうちに俺たちが離ればなれにならなければならないということも、また「何故そうなってしまったのか」ということも――。
 皇族としての身分を捨て、戸籍上死んだことにすれば、まだ一緒にいられる。
 今は、まだ……。
 ただ、漠然とした別れの予感だけが俺たち二人の間に漂っていた。
 互いにそこから目を背けながら交わし合った、ささやかな約束。
 ……それが決して果たされることの無い約束であることを、多分俺だけが知っていた。
 数ヵ月後、神聖ブリタニア帝国は日本に対して正式に宣戦布告。
 俺は、故・日本首相の息子として、ブリタニアの保護もとい監視下に入ることとなった。
 堆く積み上げられた死体の山。人の焼ける匂い。
 爆撃を受け、荒れ果てた周囲の光景を目の当たりにした俺は思った。
 俺が父を殺さずに目論見を阻止することさえ出来ていれば、もっと違う未来があったんじゃないのか。
 あるいは、たとえそれがいかに困難なことであり、状況から見てほぼ無理に等しいことであったとしても、真実を全て白日の下へと晒し、首相を交代して一から外交をやり直すというという方法だってあった筈。
 少なくとも、俺が間違った手段を選んでさえいなけなければ、ここまで酷い結果にはならなかったんじゃないのか……?
 せめて、父が生きてさえいれば……。
 俺が衝動的に殺したりさえしなければ。
 ――全て俺のせいだ。
 遂に一歩も前に進めなくなってしまった俺へと、ナナリーを背負ったまま先を歩いていたルルーシュが振り返った。
 手を伸ばそうとするナナリーが俺に触れられるよう、ルルーシュが背中を向けてくる。

『人の体温は涙に効くって、昔、お母様が教えてくれました』

 ナナリーに涙を拭われている俺の姿を、ルルーシュは暫くの間無言で見つめていた。
 やがて、ゆっくりと逸らされていく視線。
 俺に背を向けたその時の彼がどんな顔をしていたのか――俺は知らない。
 引き離される直前に知ったのは、彼が俺と同じく道を違えようとしていたことだ。
 自分を捨てた祖国に対する凄まじい怒り。
 ……ルルーシュはあの時、一体どう思っていたのだろう。
 一番腹を立てていたのは命を軽んじられたことか。妹を傷付けられたことか。――それとも、俺と引き離されたことだろうか。
 今となっては解らないことだが、もしくは全てが同列だったのかもしれない。
 生き別れたあの日、怒りの炎を瞳に宿した彼は祖国を壊すと俺に誓った。
 ――ルルーシュも、いつか俺と同じになるのだろうか。
 そう思った途端、胸に酷い悲しみが過ぎった。
 言わなければ……俺が。俺にしか伝えられないことをルルーシュに言わなければ。
 でないと彼は、いつか道を踏み外してしまう。俺と同じように、もう二度と戻れない遠くに行かなければならなくなる日が来てしまう。
 間違った手段で得た結果に価値など無いと。
 激情に任せ、力を求めた行動の果てに待つものは悲劇でしか無いのだと、彼に伝えなければ。
 ……でも、俺は言えなかった。最後まで。
 ただ、壊れかけた心のどこかで「失ったのだ」とだけ理解した。
 そして、目的の為に殺人という手段を選んだ罪――守るべき存在を守ることでしか償えない、肯定出来ない罪だけが俺に残され、ルルーシュの影を無意識に模倣した『俺』は、いつの日か『僕』という仮面を被って生きるようになった。
 本来の自分を殺し、暗闇の中で手探りしながら歩む日々。
 毎日のように俺は考え続けた。
 俺のために力を使う。そう約束してくれたルルーシュの中にも、俺の中にあるものと同じ我欲が潜んでいるのだとしたら――?
 誰かの為に……そう、例えば妹の為にと、いつか激情に任せて力を求める時が来るとしたら?
 目的の為には手段を選ばず、陽の当たる明るい道ではなく、いずれ暗い方へと続く道のりを選ぶ日が来るとしたら……?
 そんな考えに至るたび、俺は声も無く震える思いだった。
 これとて俺の背負うべき罪か。そう思えばほんの少しだけこの世との繋がりを感じられ、空しさの中で己を偽りながらでも何とか呼吸することは出来たけれど。
 どう償えばいいのか解らず煩悶し、懊悩し、罪人となった己の生き方を探してさ迷い続ける日々。
 生きていてもいい理由が見つからない。
 何のために生きているのか。どうしたら生きることが許されるのか。守るべき存在と生きる意味とを同時に失った俺に、正しい答えなど導き出せる筈もなく。
 そうして俺は、八年前に贖罪の道を選んだ。
 敗戦して尚、抵抗活動が盛んなエリア11。余力を残した敗戦。捨てられない国としてのプライド。
 テロが盛んな原因の一端は間違いなく俺にあった。……だからこそ、これ以上戦わせてはならないと。
 多くの人々が命を落としていく。たった今、この瞬間にも。
 そんな中で、罪を犯した自分一人だけがのうのうと守られ、生き延びてしまっているこの罪は、一体誰になら裁けるというんだ?
 規律と罰を求めた俺は軍属になり、結果、守るべき対象だけに留まらず、家族も親族も全員失った。
 ……その頃の『僕』は、こう思っていた。『弱いことはいけないことだろうか』と。
 十歳の時に見た世界はとても悲しいものに見えた。だからせめて、大切な人を失わなくて済む世界を目指そうと。
 勿論、そうした悲しみを全て無くせるとは思わない。でも、目指すことを止めたら、父さんは無駄死にになってしまう。
 それでも、生きる意味や理由、戦いを終わらせるための具体的な方法だけはいつまでたっても見つけることが出来ず。
 そんな中、次第に目の前にちらつき始めたのは、俺自身の死だった。
 ……本当は、軍に入った時からずっと考えていた。人知れず心の奥底で。
『軍人は死ぬものだ』と。
 価値の無い俺自身の死が世界の役に立てば、それが価値となり償いとなるだろう。俺は罪人だ。生きる意味も目的も理由も無い。
 自身の空虚さに気付けば気付くほど、より強く死に心が傾き、引き寄せられ、正義に殉じた死そのものに魅せられていく自分がいた。
 ――だが、口では贖罪の為と言いながら、背負った罪からの解放を求めている狡さに気付く。
 本当はいつだって救われたくて。許されたくて……。
 なんて浅ましい。何故こうまで醜いんだ、本当の俺は。
 そこまで死について考えるくらいなら、とっとと自殺でも何でもすればいいものを。結局本当の自分から目を背けていたいだけか?
 足掻き続ける自らの姿を醜いと貶めながらも、自罰の如く己を責め続け、殊更に死へと追い込むことで償っているつもりになっているだけ。
 裏切り者。それでも日本人か。ブリタニアの狗。――人殺し。
 違う! ルールに則った戦い方だ。俺は誰かを罰するために軍に居る訳じゃない!
 ……でも、どう罵られようが構わない。イレブンと呼ばれるようになった祖国の人に憎まれようと、恨まれようと、自分ひとりが悪者になることで少しでも平和を齎すことが出来るなら。
 しかし、それも単なる偽善。所詮は只の自己満足。
 本当はいつだって許されたい、解放されたいと願い続けているだけのくせに。
 だからこそ、俺はやはり死ぬべきだ。たとえどれだけの年月を経ても、犯した罪は増えていくことこそあれ減ることなど無い。解っているだろう……?
 けれど、心のどこかで期待していた。
 戦いを、争いを巻き起こした責任を取ることでしか解放されない罪の重みに押し潰されそうになりながらも、この命の正しい使い道を示し続けることで償えば、いつの日か許される日が来るのだろうかと。
 ……そして、いつか「もういいよ」と誰かに言われる日が来ることを……。

 ――けれど。
 その願いを叶えるためのたった一つの光を、たった一本の道筋を指し示してくれた人は、もうこの世にはいない。
 他ならぬ彼が消したのだ。
 俺の全てを否定して。

 誰よりも「助けて良かった」と思える人であって欲しかった、ルルーシュが。


 全てを壊した。


 全ての始まり、全ての終わりには、必ずルルーシュの影がちらついている。
 だからこそ離れようとした。だからこそ、離別して異なる道を歩み始めたのだと知った時から、俺は別の対象を求めてさ迷ってきたのに。
 一年前。
 七年の歳月を経て再び巡り合ったルルーシュは、自分のことを『俺』と呼んでいた。
『ブリタニアをぶっ壊せ!』
 まるで過去の写し身。合わせ鏡。
 封じ込めた筈の俺に、どこか似ている。
 ……嫌な予感がした。

 そして。

『ルルーシュ。君は、殺したいと思うくらい憎い人がいるかい?』
『憎めばいい。ユフィの為だろう? それに、俺はもうとっくに決めたよ。引き返すつもりはない』
『ナナリーの為?』
『ああ。切るぞ、そろそろ』
『ありがとう……ルルーシュ』
『気にするな。俺たち、友達だろう?』
『七年前からずっと』
『ああ。じゃあな』
         、、
『それじゃあ、後で――』

 憎しみに支配されたまま戦えば、それは只の人殺しだ。
 俺は結局、自身に課したそんなルールさえ守ることが出来なかった。
 あれはギアスが犯させた罪だろうか。ルルーシュのせいか? ゼロとしての。
 そう考えてから、すぐに気付く。――あれは、俺の激情。本性。俺が俺であるからこそ犯してしまった罪なのだと。
 数え切れないほどの罪の重さに喘ぎながら生きる辛さに匹敵する痛み。
 八年前に抜いた己の刃。返す刃に切りつけられる苦しみこそが俺にとっての生だった。 
 ……でも。
 腑抜けたようにベッドに横たわったまま、俺は明けていく空を見ていた。
 ルルーシュに記憶を戻させるか、否か。
 そう考えてから思った。
 俺は、何故こうまでして、ルルーシュの本心を確かめようとしているんだろう。
 国の命に背いてまで見極めようとする必要など、どこにもないのに。
 俺が許そうが許すまいが、ルルーシュの罪は消えない。犯した罪は無くならない。
 償わせなければならない。ルルーシュに。そんな俺自身の責任からも逃れられはしない。
 それなのに、俺は何故、許すか許すまいかなどということで悩んでいるんだ? 
 自分が憎しみから解放されて楽になりたいからか?
 ……違う。
 だったら何だ。
 自問したところで、俺はようやく答えに辿り着く。

 いや増す苦しみにさえ反する抗いがたい誘惑。そして、いとおしさ。
 このままルルーシュが記憶を失っていれば、ずっと傍に置いて守ってやることが出来る。
「俺を愛せ」と命じられた通りにしてやれる。

 俺はもう一度、「生きる理由」を手に入れることが出来るんだ。

 ――痛い。本当に痛い。それを認めてしまうことは、彼を慈しんでいたのだと知らされた時よりもっと辛い。
 寝ても覚めても消せない憎しみ。任務に打ち込んでいる間だけその苦しみから逃れることが出来た。辛うじて忘れていることが出来た。
 それがどうだ。
 憎み切ることなど出来ない。嫌いになり切ることも出来ない。
 どうあっても、ルルーシュが好きだ。
 彼を求めている。――だから、許したい。
 それなのに許したくない。許せないからこそ苦しい。

 だから、許させて欲しい。
 そのための口実が欲しい。ただそれだけだ。
 願っているのだ。
 彼を、ルルーシュを、生きる理由を、俺の王を。


「取り戻したい」と。


 関係ないっていうのか、俺は。
 たとえユフィを殺した男でも、俺の進むべき道を閉ざそうとした男でも、最悪の形で裏切った友達だったとしても。
 憎んでいようがいまいが、ルルーシュの行動を一番傍で見守り、彼を俺の目と手の届くところに置いてさえおければ、それで。

 ――許したいと願う時点で、そうなのだ。

 忠誠を誓った国に背き、ルールなど無視してでも。
 それが、俺の本性。


 だとしたら、これほど酷い話も無い。


 自身の本音を悟った俺は、愕然としながら両腕で瞼を覆った。
 憎しみの本質。裏の裏は表だ。
 だからこそ俺は消せないのだ。……この慈しみを。

 ……おそらく、王が剣を選ぶというならば、剣もまた仕えるべき主を選ぶのだろう。
 だからルルーシュ。答えて欲しい。
 王が何故王たり得るのか、君は正しい答えを言えるだろうか。
 仕えるべき主君を失った騎士の気持ちが、君には解るのか?
 真に敬われる存在であるからこそ、王は王であることが出来るのに。

 記憶を無くしたルルーシュに再会した初日、彼が俺の王なのだと理由もなく確信していた。
 それはそうだ。八年前から決まっていたこと。
 たとえ何に引き離されようが、俺は彼の剣としてしか生きられないのだろう。
 だからこそ、八年前に彼を失った時から、俺はずっと暗闇の中にいたのだ。
 もう二度と使われることは無いと、道場に置き去りにされた、あの木刀のように。

 けれど、もしルルーシュが俺の王であるならば、彼は誰よりも正しくなければならない。
 仕える者を迷わせる存在であってはならないのだ。
 もしも王に間違いがあるならば、それを正せるのは王の騎士たる剣だけだ。
 ……たとえ、主君たる王そのものを亡くしても。

 だからルルーシュ。
 君が俺と道を違えることなど、本当はあってはならなかったんだ。







NEXT→ 「Lost Paradise.Ⅱ」 To be continued.

11/07のツイートまとめ

nicorin0308

@shinra0928 ルルがピンチの時にサッと前に立ちはだかるのがスザクってイメージ強いですね!本編でもそうでしたしww王が動かないとな子であるがゆえに「スザク、手を出すな!」っていう対等感がたまらないww頭脳以外の全てに置いて上なスザクだからこそ傅く相手を選ぶってのが最高です
11-07 06:49

@meloko149 喉の痛みとか気になりますよね…(´・ω・)つ【液状ルル】サッ 具合が悪化しないことを祈りつつ、あまり無理しないで下さいね?!>< …ギアスは全部乗せ的な所が魅力ですおね!「戦う理由=生きる意味」みたいな一生懸命さとか泥臭さは他の悪役キャラにはちょっと無いかも
11-07 06:46

@meloko149 ウボアー!恥部晒してすみませんww(´・ω:;.:...サラサラ たまにこうして口が下痢になるんですよね……。放置ングプレイか捨て置き推奨なのです……。暖かいお言葉有難うございます!(´;ω;`)ダラッ
11-07 06:38

とりあえず、まだなんか悶々とするけどぬこルルアイコンがこの呟きのウザさを緩和してくれることを願おう^^TL荒らして木綿なさいwww
11-07 06:21

「ここが駄目」っていうのは解ってるんだよ、ちょっとは……。リスペクトしてる人はいるけど駄目出し素直に訊ける相手が身近に欲しいって思ってるのもホントなのです。何でも自力でやんないと駄目なタイプだって解ってるから無理だってことも重々自覚してるけど(´・ω・`)
11-07 06:13

アレルギーっていうかハッキリと単なる自意識過剰だと解っているので余計今までの呟き全部消したい^^
11-07 06:04

ああ……これが……自分アレルギーwww(スザルルじゃあるまいしと思いつつベクトルが違うことにちょっとホッとしつつ)
11-07 05:57

ありませんか、別に治らなくても誰も困らないけど治らない自分が嫌ってこと。
11-07 05:56

あーもーウン○だわホント^^(いろんな意味でごめんなさい)師匠が欲しいなー。こう、常に的確な批評してくれるような人が。母親が文章書く人でそういう勉強もした人なのですが「あんたの文章回りくどくい。小難しい上に動き少ない」って百回くらい言われてる件。……ごめん、それ知ってるわ。
11-07 05:51

情操教育の段階から人生やり直しますかそれとも人生やめますか自分?って気になってくる。なんだろこの……口が下痢になったかのような愚痴垂れ流しはwwwまさかこれも生○のせいなのだろうかwwww
11-07 05:42

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Lost Paradise 10(スザルル)

10


 目覚めた時には既に真夜中を過ぎていた。
 付けっ放しにされた明かりが煌々と室内を照らす中、真隣に視線を向けると、ルルーシュがほの白い胸を上下させながらすやすやと穏やかな寝息をたてている。
 再会当日とほとんど変わらない状況だ。あの後、何をと問う間も無く食卓を片したルルーシュに手を引かれ、俺は誘われるままルルーシュを抱いた。
 ルルーシュは未だ一糸纏わぬ姿でベッドに横たわっている。上掛けから覗く素肌には其処此処と無く赤い鬱血の跡が浮かび上がり、脱ぎ捨てられた衣類は無造作に床の上へと散らばされていた。
 どうやら疲れ切った末に二人して眠ってしまったようだ。
 ――どうしようか。軽く吐息して考えた俺は、あどけないルルーシュの寝顔から整理整頓の行き届いた室内へと目を移した。
 こんなことなら最初から着替えを持ってくるべきだった。制服も部屋だ。今日から登校するというのに、まだ何の支度も済んでいない。
「ん……」
 身じろぎした俺の気配に気付いたのか、ルルーシュがうっすらと目を覚ました。
「ごめん、起こしちゃったかな」
 飛び込んでくる光が眩しかったのだろう。ルルーシュは開きかけた瞼をぎゅっと瞑ってから幾度か瞬かせ、首を巡らせてぼんやりと俺を見返してくる。
「どうしたんです……? 今、何時だ……?」
 眠そうに目を擦りながら起き上がろうとしたルルーシュに「二時だよ」と告げると、ルルーシュはふと動きを止めてから俺を見た。
「もしかして、部屋に?」
「うん、一回戻ろうかと思って。学校の支度とかまだなんだ」
「今から……?」
 朝になってからでも、と呟いたルルーシュが表情を曇らせる。
 同じクラブハウス内だ。用意に然程時間はかからない。――と、考えかけてから思い出す。
「毎朝トレーニングしてるんだ。こっちに来ても一応続けないと」
「走ったりするんですか?」
「うん。六時には起きるよ」
「そうですか……」
 名残惜しそうではあるものの、ルルーシュは寂しそうな笑みを浮かべながら布団に潜り込もうとする。
「寒くないか?」
 上掛けを引き上げて首の辺りまで覆ってやると、ルルーシュは僅かに目を瞠ってからハッとしたように俺の手元を見た。
 どうやら自分が裸のままだったことを急に思い出したらしい。何もする気はないと安心させるために笑いかけてみたが、もそもそと布団を手繰り寄せる動作は、ややぎこちない。
「軍人さんって大変なんですね」
「そうでもないよ。体力作りは昔からの習慣だから」
 言いながら俺はベッドを降りた。
 ルルーシュはシャツを羽織る俺の姿をじっと見つめている。本当は引き止めたいのだろう。とろんと落ちかかってくる瞼を懸命に開いて見送ろうとするさまがどうにも寂しそうで、俺は思わずその頭に手を伸ばした。
「寝てていいよ。朝になったら、また来るから」
 自分でもどうしてこんな台詞を? と疑問に感じたが、躊躇いと同時に浮かんだのはそんな自身への言い訳だった。……きっと今だって、歪められた記憶のせいで生き辛さを抱えているに違いないのだから、と。
 さらさらした手触りのいい黒髪を撫でながら「起こしてあげようか?」と尋ねると、ルルーシュはうっとりと目を閉じたまま控えめに首を振る。
「朝食作って待ってますよ、俺は。体を動かすならお腹が空くでしょう?」
「昨夜の残りでいいよ」
「そういう訳には……」
「いいから」
 困り顔で言い募るルルーシュを俺は敢えて遮った。
 ルルーシュは何も言わないが、昨日は本当に気の毒なことをした。結局ほとんど手を付けぬまま片付けさせてしまったことが今更のように悔やまれる。
「まだ保存してあるんだろう? 折角作ってくれたのに勿体無いよ。凄く美味しかったのに」
「本当ですか?」
「ああ、何なら弁当にしてくれてもいい。昼休みになったら二人で屋上に行かないか? そこで一緒に食べよう」
「わかりました」
 これ以上気遣わせまいと思って提案してみれば、ルルーシュは心底嬉しそうに破顔した。
 枕元に手を付くと、俺を見上げる紫玉に幾許かの緊張が走る。散った黒髪を丁寧に梳いてから頬に手を添えたところで、ルルーシュは交差する視線に促されるままゆっくりと全身の強張りを解いていった。
 閉じられた瞼に口付けながら思う。
 こんなにも初心だというのに、随分思い切った行動に出たものだ。昨夜俺の手を引いたことにしても、誘ったというよりは慰めるつもりでいたことなど訊くまでもない。
 それとて全て俺の為なのかと思えば、浮かぶ言葉は「献身」の二文字。
 覚えたての睦言に対する照れと恥じらい。物慣れない仕草の中に見え隠れする色めいた艶。
 一度離れてから間近で見下ろしていると、けぶるような長い睫がピクリと動き、やがてゆうるりと瞼が開かれていく。
 不可思議な色をした大きな瞳。性差ですら超えたしどけない色気に引き寄せられるが如く唇を重ねれば、ルルーシュは陶然とした面持ちで大人しくそれを受け入れた。
「それじゃ、また後で」
 離れる間際、頬へと掠めるような口付けを送る。首肯の代わりに緩く瞬いたルルーシュは、そのまま目を閉じて再び穏やかな眠りに就いた。
 安心し切った寝顔を眺めながら、俺は幼少時の彼を思い出す。
 誰にも庇護されぬまま人質として敵国へと送り込まれ、周囲に居る人間全てを敵と判じることでしか生きられなかった孤独な皇子としてのルルーシュを。
 俺に気を許してからでさえ、彼は決して警戒を緩めたりしなかった。まして、こんな風に安心し切った顔で眠っているところなど見たことはない。
 ルルーシュは、いつも何かから身を守るように体を固めて眠るのだ。
 一年前でさえ、その癖は直っていなかった。横向きになって蹲り、いつも小さく縮こまったまま眠っていた。
 向けられた背を抱き寄せても体の強張りを解くことはおろか、こちらを向くことさえほとんど無く、ほんの僅かな物音を聞きつけるだけですぐ起きてしまう。
 今思えば、それもゼロとして緊張を強いられる立場に自らを置いていたからこそだったのか……。
 詮無きことだと嘆息しながら、俺はルルーシュの私室を後にした。
 今のルルーシュはあまりにも無垢で、さながら一輪の花のようだ。想起させられるのはナナリーと接していた兄としての姿。
 俺にいい面だけを見せようとしているから「こう」なのだろうか。
 少なくとも、軽口を言える程度には打ち解けている。ルルーシュは昔から気を許していない相手に対してはおそろしく無口になる子供だったが、それは逆を言えば、口が悪くなればなるほど気を許しているという証拠でもあるのだ。
 嘗ての彼は、喩えて言うなら毒花だった。……ならば今の彼は何だろう。咲くこともなく、実を結ぶこともなく散ってしまう徒花なのだろうか。
 ――本当に?
 では、もし最初から、優しさだけに包まれて育っていたら?
『本当の顔って、何です?』
 ふと、昨夜聞いたルルーシュの言葉が頭を過ぎった。
 慈しんでいた、と言い当てられ、粗を探す目でルルーシュを見ることにも早々と疲れ始めている。
『貴方になら嘘を吐かれても構わない』
 そんなルルーシュの言葉に心も折れた。
 ……俺だって嘘をついている。一年前からずっと。
『僕』という仮面を被ってしまった以上、素の自分としては相対出来ない。昔と同じ関係を求められても、俺にとってだけ昔と同じ自分であってはならない理由があり、それをルルーシュに知らせることはどうしても出来なかったからだ。
 知って欲しい、気付いて欲しいと思う反面、知られたくないと恐れる気持ちも本物で。
 ルルーシュのせいにしてはいけない。
 そう思う時点で、彼に責任を被せたがっている自分がどこかに居るかもしれないことが何よりも怖かった。
 八年前の父殺し。それをルルーシュに知られてしまってからは尚のこと距離を置かざるを得なくなり、俺自身の過去を知る彼から逃れたいと思ったことさえあった。
 ――でも、ルルーシュは。
 語気も荒く責め立てた俺に言い返すどころか、ただ癒そうとするだけで――。
『大切な友達に嘘をついて、裏切っても平気でいられる『人間』なんていない』
 心を抉られたこの言葉。
 ……では、ルルーシュはもしかして、「嘘をつく自分は人間ではない」と思っていたのだろうか。あの仮面を被って俺に言い放った否定の言葉は?
 つかつかと進めていた歩が止まる。
 ルルーシュは、本当はどういう気持ちだったのか。
 罪悪感や疚しさを感じてくれていたのか。
 嘘をつくことは苦しかったか? 痛かっただろうか?
「君は俺の為に、少しでも苦しんでいてくれたのか……?」
 応えの返らない問いかけが廊下に響いた。立て続けに、またもルルーシュの言葉が脳裏を過ぎる。
『そういう人だったんですか? 貴方の友達は』
 疚しさなど感じることなく嘘を吐ける人間だっている。そう言った俺に、ルルーシュはこう答えた。
 ――ルルーシュ。
 もしそれが君の本心だったというのなら、答えて欲しい。
 そんな君が、何故ユフィを? 俺に「生きろ」とギアスをかけた君が、何故――?
 隣の棟へと戻った俺は、新たな自室となった部屋のドアを開く。
 引っ越してきたといっても私物は少ない。必要な身の回り品はこちらで適当に買い揃え、本国に戻る際には全て捨てるつもりでいた。
 何に対しても執着がない。そんな生き様を晒すことでしかバランスを保てない自分がいる。
 持って来たものは数着の衣類と軍服、それから制服。後は、トレーニングの際に着る胴着と袴くらいだ。
 クローゼットを開き、幼い頃から着慣れた胴着と袴を目の前にしながら、俺は暗澹たる思いを打ち払おうとかぶりを振った。
 トレーニングなど、とてもではないが今はする気になれない。でも、体を動かせば少しは気分も紛れるだろうか。
 ……いや、駄目だ。考えを整理するために一人になろうと思ったんだろう。それよりも早急に考えなければならないことがある筈だ、俺には。
 自分の気持ちに向き合わなければ、もう先に進むことは出来ない。そう気付いてしまったのだから……。
 クローゼットの扉を閉じてベッドに腰掛けた俺は、そのままごろりと寝転んだ。
 糊の効いたシーツの感触。つい先程まで床を共にしていたルルーシュの寂しげな表情を思い出す。
 後ろ髪を引かれる思いで出てきたものの、トレーニングがあるなどというのは所詮只の言い訳に過ぎない。角が立たぬようルルーシュの部屋を辞してくるための。
 許したいのか、許せないのか。……許してもいいのか。
 そこまで考えてから、胸を掠めていくのはユフィのことだった。
 そんな選択肢など、初めから無いと決めてかかっていた。あり得ない。寧ろあってはならないとさえ。
 けれど、憎んでいることも本当なのに求めてしまう。どうあっても惹かれてしまうのだ。
 ルルーシュは言った。
『仮に思いの全てを裏切られたとしても、もしこの先貴方を憎むことがあったとしても、俺はきっと、心の底から貴方を憎み切ることなど出来はしない。たとえ憎んでも、決して嫌いになり切ることなんか俺には出来ない』
『貴方もそうでしょう? だからこそ、そんなにも苦しんでいるんじゃないんですか?』
 ――その通りだ。
 悔し紛れに目を瞑れば、そこに広がるのは果ての無い暗闇。
 まるで八年前の自分に戻ってしまったみたいだ。あの頃も……いや、本当はあの頃からずっと、俺は暗闇の中でもがき続けているのかもしれない。
 ベッドに横たわったまま、俺はこの一年間ずっと忌避し続けてきた自分の本心について考えた。
 今のルルーシュがいかに純粋で健気であろうと、彼の言うことが本来のルルーシュの発言だと鵜呑みにしてしまう訳にはいかない。
 偽りの記憶から目覚めたルルーシュは、きっと一年前と同じ道を行く。
 ギアスがかかっているとはいえ、抑圧された部分が既に出てきている。まるで演技が出来ないという確証もない。……危険すぎる。
 俺の中に生まれたもう一つの選択肢。――「ルルーシュを許す」ということ。
 彼を許すためには相応の理由が必要になる。そして、覚悟も。
 友達だと言ったのに何故俺を騙したのか、何故裏切ったのか。ユフィを殺した本当の理由。俺に「生きろ」とギアスをかけた理由。
 それら全てを本人の口から直接聞き出すまでは、許すわけにはいかない。
 けれど、もしルルーシュの記憶が回復したら――。
 C.C.を確保した後は、ルルーシュを殺さなければならない。それが俺の本来の任務だ。
 この学園の生徒や教師達は全員サクラであり監視員でもある。C.C.とルルーシュが接触したとなれば、地下の機情、及び俺にもすぐ連絡が入るようになっている。
 学園内は二十四時間体勢で厳重な監視体制と警備の下に置かれ、仕掛けられたカメラやマイクの台数は延べ数百台。ルルーシュの部屋は勿論のこと、学園内の全施設には防犯システムが完備され、スイッチ一つで押された部屋の出入り口にロックが掛かり、ドアのみならず窓にも鉄柵が下りる仕組みになっている。
 また、ロックが掛かった時点でその室内には催眠ガスが放出されるため、閉じ込められた者は否応なく、そのまま中で眠らされてしまうという訳だ。
 手動でも操作可能。……つまり機情でも操作出来る上、女性恐怖症のルルーシュがC.C.と遭遇した際、自分で防犯スイッチを押しても作動する――そういう仕掛けだった。
 これであれば、たとえC.C.が仕掛けてこようが、ルルーシュがゼロとして覚醒しようが関係ない。C.C.諸共ゼロに戻ったルルーシュも同時に確保することが出来る。
 要塞化されたこの学園は、ルルーシュを閉じ込める鳥篭であるのと同時に巨大な牢獄でもあった。有事の際には即・封鎖されるため、それこそナイトメアか重火器、爆薬等を使用して外側から壁をブチ破りでもしない限り、ルルーシュとC.C.が共に脱出するのはまず不可能だ。
 地下には機情、政庁とも数キロと離れておらず、学校でもプライベートでも俺が付きっ切りで随伴することとなった今、ほぼ隙が無い状態だと言っていい。
 故に、問題となるのはルルーシュが学園外に出た時だけだ。
 出掛ける時も監視と尾行付きではあるものの、目の届かない校外に出た時こそ接触する可能性が最も高くなる。
 しかし、過去のトラウマから、ルルーシュは基本的に外出しない。用事がある時も一人歩きを避け、友人連れで出かけるのが常だった。
 日常生活に不自由無い程度に会話は出来るものの、ルルーシュは見知らぬ女性に接近されたり話しかけられたりすることを極端に怖がっている。
 最初は一人きりで出かけようとしていたようだが、外出したルルーシュに女性監視員を数人嗾けたところ、ついに一人きりで出歩くことは無くなった。
 ……勿論、そうなるよう仕向けたのが俺であることなどルルーシュは知らない。
 だが、この状態であれば、C.C.は嫌でも学園に乗り込んでくるしか無いだろう。
 当然やってきた時点で捕まることになるだろうが、考慮しておくべきケースもある。……単身ではなく、複数で乗り込んできた場合だ。
 元・黒の騎士団の主要メンバーは数人を除く全員が検挙済みとなっているが、神根島で行方をくらませたカレン等、まだ逃げ延びている者が数名残っている。彼女を始め、地下協力員等、残党を率いて強襲してこられると少々厄介だった。
 とはいえ、ギアスのことがある以上、一対一になるタイミングは必ずあるだろう。
 C.C.に接触させないまま記憶回復させるように仕向けるか? 今の状況であればそうすることも可能なはず。
 だがその場合、C.C.には勿論のこと、機情にも、そして学園の生徒や教師達にも決してそれを悟られてはならない。
 ――そして。
 ルルーシュがゼロとして復活すれば、彼はきっと、また俺に嘘を吐く。
 ブリタニアに売られた恨みがある以上、ルルーシュが俺を許すことなど決して無いだろう。ましてや本心など絶対話さない。
 つまり、どうあっても敵対せざるを得なくなる。
 彼の演技を見破れず、記憶回復したタイミングを見誤りでもすれば全てが終わりだ。
 頭の切れるルルーシュのこと。ギアスの力を取り戻したとなれば、即、この牙城を切り崩しにかかることだろう。監視者を操ることなど造作もない。機情内部へと手引きさせることも。
 そうなれば学園内の全システムはすぐ穴だらけにされ、最悪、機情そのものが乗っ取られてしまう。
 万一取り逃がすようなことにでもなれば、贖罪の道は絶たれるも同然。かといって、C.C.を釣り出す前に記憶回復したことが明らかとなれば、ルルーシュは捕らえられ、C.C.をおびき寄せる餌としてさえ生きられるかどうか解らない。
 皇帝のギアスに回数制限が無ければ再び記憶を弄られ、一度きりであるならルルーシュは確実に殺される。
 ――と、そこまで考えた俺は、はたと我に返った。
 そもそもだ。
 ルルーシュの記憶が戻り、仮に上手く本心を訊き出せたとして、俺はその後どうするのか。
 忘れていないか? 俺の任務はC.C.を確保し、ルルーシュの記憶が回復し次第彼を殺すこと。……いや、忘れてはいない。
 では、どうする?
 任務に従いルルーシュを引き渡すのか。それとも殺すのか……?
 不意に浮かんだのは、昨夜見たルルーシュの笑顔だった。まるで花が綻ぶような、儚くも美しく、慈愛に満ちた優しい微笑み。
 耳朶を打つ甘い囁き。握られた掌の温かさ。寂しそうな表情。子供のようにあどけない寝顔。
 幼少の折、果物の籠を抱きかかえたまま泣いていたルルーシュの姿がふと浮かんだ。ずっと可愛げがないと思っていたのに、初めて見た笑顔を綺麗だと思ったことも。
 自分でも信じられないことに、嬉しかった。そう思った十歳の俺。
 聞こえない筈の声が耳の奥で蘇る。
『どうせその毒ガスだって、ブリタニアが作ったんだろう。殺すな? だったら、ブリタニアをぶっ壊せ!』
 マスクを外して名前を呼んだ瞬間、驚きに瞠られた薄闇の中の紫玉。
 屋根裏部屋で話そう。襟を引くルルーシュ。
 教室で本を読んでいる端正な横顔。ナナリーと話している時の穏やかな表情。三人で仲良く海辺で遊んだ記憶。
 楽しかった。とても。
 もう二度と会えないと思っていたからこそ、かけがえの無い時間だと大切にしていた。信じていた。
 ――それなのに。
 銃を構えたゼロ。胸を打ち抜かれたユフィ。スローモーションのように倒れていく光景。
 モノクローム。一瞬の沈黙。
 ブレる視界。
 響く俺の絶叫。
 ……最後に、仮面が割れた瞬間に現れたルルーシュの無表情。
 そしてまた、昨夜見たルルーシュの笑顔がそこへと重なっていく。
 フラッシュバックする過去と今。一挙に想起される全てのルルーシュ。
 ――駄目だ。ただそう思った。
 強く頭を振り、俺はひたすら考える。
 殺す? あのルルーシュを?――違う。俺が殺すのはゼロだ。
 許す? それはつまり、皇帝の命に背いてルルーシュと共に逃げるということか?
 動悸が激しくなり、引き攣れたように呼吸が浅くなり、意識が遠のきそうになる。ベッドの上で蹲った俺は、無意識の内にシーツをきつく握り締めて自分の胸を押さえていた。
 ごろりと上を向き、大きく息を吐き出す。
 真っ白な天井に狂わされる遠近感。窓外へと視線を移せば、紺碧の空は既に白みかけている。
 あと数時間で夜が明ける。混乱した頭のどこかで冷静に考えられたことは、たったそれだけだった。
 どうする。俺はどうすればいい? 何をどこから、どう考えればいいんだ?
 噛み締めた奥歯が、ぎり、と嫌な音を立てた。何もかもが行き詰まり、混迷し続けている考えが現実との間で板挟みとなって、ますます訳が解らなくなっていく。
 このまま記憶を失ったままでいてくれれば。そう思う反面、ルルーシュの本質について確かめたい気持ちは増していくばかり。
 だとしたら、俺はどうすべきなのか。
 いや……俺は。
 本当はどうしたい――?

11/06のツイートまとめ

nicorin0308

ああ……このスザルルたちを励みにもうひと頑張りしてくる(´・ω:;.:.. 冷静にならなければ。冷静に……!
11-06 17:49

@shinra0928 【ハンカチ】⊂(´・ω:;.:... そのハンカチ、確かに受け取った……!wwww新撰組スザルル、しんらしゃんは誰だと一番モエですか??
11-06 17:39

@namikoABC スザクさんは死神でありますよ^^ 学園祭コスは反則級ですおね……。ちょうど今呆然としてます(´・ω:;.:...
11-06 17:37

6000ツイート目が↓の呟きだった件。
11-06 17:33

呆然としすぎて 意識 が……wwwwwwwww ちょっ……微笑むなって。こっち見るなって……。(メモパッドを眺めながら)
11-06 17:32

@shinra0928 もーもーSEの頃からスザクの和服姿ずっっと見たくて見たくてしょうがなかったんですよね…。念願叶ったりです・゚・(*ノД`*)・゚・。ワアアン! 新撰組スザルルはもう二人とも美人すぎて仕舞には笑い出しましたwwww
11-06 17:28

@eiss2 ええもう全部全部けしからんイラスト満載でありました。日の出に……いやスザルルに萌え殺されるww あ、グッズは在庫あったのを片っ端から通販しましたw札幌全然無いんですよ?。眼鏡スザルルメモパッドとかハンカチとかですwwほくほく^^
11-06 17:26

@saduku 多分私は身軽だとおもうけどチホタンヌがカートごろごろ状態かと!www
11-06 17:24

@shinra0928 おかえりなさいですー^^
11-06 17:18

シャーリーかわいいーーー(*`・ω・´*)C様も!そして三月四月のカレンちゃんの顔が涼宮ハルヒ。
11-06 17:15

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11/05のツイートまとめ

nicorin0308

やりたいこと…あるのに…意識が…持っていかれるーー!(´∀`)寝ちゃラメェ!
11-05 16:00

@meloko149 Cの世界…!Σ(´Д`)ラメェ!ある意味死亡フラグですおね…(-_-)zz あんまり酷いと婦人科行くしか…。え!そういう症状って卵巣関係してるのですか!?知らなかったです。ぶっちゃけ今も眠気でぐらんぐらんなのですが…これも卵巣の所為だなんて…。
11-05 15:58

@hamashio_kun 絵柄によってもどう描くべきか寧ろ描かざるべきかだおね…。丸描いてちょんだと例えピンクピンクしてても絵柄とマッチしなさすぎてアウトなのであるよww地区B難しいww
11-05 15:51

@meloko149 メロディーカード売り切れで買えなかったのです(ノд<。)゜。なっ…!バ、バイオリンまで演奏出来るだと…wwそんなにも完璧なのに全く完璧に見えないだなんてモエキャラ的な意味で完璧過ぎる!重ね重ねいとおしい!ww
11-05 15:47

英雄たんの呟きがとめどなく中2…。手の付けようがない…。
11-05 15:41

@hamashio_kun はましおたん、どうしたら地区Bを羞恥に塗れず描けるようになりますか…。わし、どうしても回避してしまうのだが…(-_-)
11-05 15:39

ど厚かましいくらいの方が対ルルーチュの時はイイ目見られるって気がするのは…ww
11-05 15:19

@lelou_chu_bot ん?ルルーチュがちゅっしてくれたから治ったよ!
11-05 15:15

リプライ2つ飛んできた。 RT @lelou_chu_bot: @nicorin0308 怪我でもしたのか?それとも具合が悪いのか?
11-05 15:13

(*´∀`*) RT @lelou_chu_bot: @nicorin0308 ちゅっ……。
11-05 15:13

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11/04のツイートまとめ

nicorin0308

そろそろPC休ませますかな(´・ω・`)今日は室蘭にお出かけである。車中でルルスザくさいスザルルねたを発酵させようwww
11-04 07:48

@natsu_0721 いてらです!(*´∇`) こっちは昨日あられ降ってましたよww手袋ナシでチャリとかこいでると死にますww
11-04 07:46

@meloko149 おはようございま!そしていってらっしゃいです!!(*`・ω・´*)ノシ
11-04 07:44

@caprice06 おはようです!(*`・ω・´*)カレンダーのすざるるツーショ率高杉と伺ってもー頬がゆるみっぱなしなわけですよ…^^ やってくれましたね公式。さすがとしか言いようが無いです公式wwwwどこに貼ろうかな!!
11-04 07:38

@caprice06 そんなにもけしからんカレンダーなのですか!!wwwwやばい早く七日になればいい!!(*´∇`)密林ーー!!キムタカキムタカ唱えつつワクテカしながら待っていようと思いますww
11-04 01:28

こんな具合に。 http://bit.ly/btDExF
11-04 01:05

@natsu_0721 したらば久方ぶりにルルーシュ転がしてきます。
11-04 01:05

のりしおんまい(`・ω・´) そいやしばらくERO書いてないな……。
11-04 01:03

@syoimiya (・∀・)スザパンいただいた!(ムシャリ)(モグモグ) 既に作っておられたのですね!るるしゅを同時に100人相手にするスザク並に疲れそうww
11-04 01:01

@syoimiya とりあえずこれを( ´・ω・)つ【▼】
11-04 00:55

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お泊まりすざるる けいたいばん。

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一応るるーしゅくんのお部屋のつもりです^^
寝てる最中だろうが全く離れる気がなさそう。この二人……。

プロフ

夕希(ユキ)

Author:夕希(ユキ)
取扱:小説・イラスト・漫画

スザルル大好きサイトです。版権元とは全く関係ないです。初めましての方は「about」から。ツイッタ―やってます。日記作りました。

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