拍手コメレス&感想です☆

波のまにまに☆さん>

こんにちは!(`・ω・´)
※欄にて返信ありがとうございます!
こちらも感想したためたかったので一気に書き綴らせて頂きますね(*´∇`)
超長文になりますのでこちらのブログにて記事として上げさせて頂きましたv
いつもお付き合い頂きまして有難うです~^^

まとめて追記にどーんしておきました☆
引かないで頂ければ……!!ww
拍手有難うございます(`・ω・´)
ちゃんとギアスになっていましたかwwよかった(^q^)
スザルルの関係性そのものが好きなので、心理描写とかもなるたけ本編沿いにしてしまう癖が…。
ギアスファンは目が肥えている方が多いので、それ別にオリジナルで書けばいいじゃん?ってものはあんまり書かないかもです。
勿論単なるBLとしてライトに読めるものを書いてみたいって欲も無くはないんですが、ついつい架空設定織り込んでる二次創作であっても本編の匂いを漂わせたくなる傾向ですww

えと、コメに対する返信は以下にまとめてみました。
すっごい容赦ない長さなので色分けをば……。
どうぞ適当に読み流してくだしあ!(^ω^;)


 桐原とダールトン密約、騎士団からのダミー報告書などの関連について、実に興味深いコメントでした。
また桐原とゲンブ、藤堂の関係など、小説版には克明に描かれていたのですね。どうもそんな気がしてて、中古で買いそろえたのですが、まだ1巻目を読み終えたばかりです。
 ゼロがキョウトを接収したのも、これが伏線なんですね。本編では知ることができないゲンブの実態、そして腹の見えない桐原など見るにつけ、どうやらこうした大人の論理はアニメに持ち込みたくなかったのではないでしょうか? これをアニメで表現するのは、いかな深夜アニメでもぎりぎりな気がします。



桐原とダールトンとの密約はTV版で描かれていましたが、そうですね、いかに深夜枠だったとはいえさすがにギリギリな気はします(^ω^;)
但し、こういった政治的な(テーマとして重めな)要素も絡めて書くことで視聴者をある程度ふるいにかけたい意図もあるだろうなと思ってはいたのですが、谷口監督本人がやはりそういう意図で書いていたと明言してらっしゃったので……。
とはいえ、小説版で補完が必要になる箇所はこれだけではないと思いますけれども。
生と死、戦争と平和、善と悪、愛憎等、普遍的なテーマを取り扱うと作品っていうのはどうしても重くなってきますし、谷口監督の作品には少なからずそういった重い要素が入ってくるように思えます。
しかしオリジナル作品として成功させる為には俗な要素もふんだんに取り込まなければ大衆作品として成立しないという部分もありますので、どうしても食い合わせが悪くなってくるならば周辺媒体にて補完するしかないのかと。
聞きかじりですが、谷口監督作品を見るならまず本編を一回見てから周辺書籍等を読み、それからもう一度本編を見るというのが正しい楽しみ方らしいですww

えっと、ゲンブとキョウトとの関係について以前述べたことですが、実は小説(STAGE0)を読んだ上での私個人の考察もかなり含まれています。
ルルーシュ兄妹暗殺の際にも決して直接的な描写があった訳ではなく、藤堂と桐原との会話シーンからの考察が大半です。
藤堂とルルーシュたちのこれからの処遇についてどうするか話し合っている時に、桐原がニヤリと笑うシーンがあるんですよ。
それ見て藤堂がゾクリとするっていう、ほんのちょっとだけ匂わされてる程度でしかなかったんですが……。
ただ、実際アッシュフォードが暗殺からルルーシュたちを守るために誘拐しようとした事情といい、桐原が自分の手を汚さずに別ルートでルルーシュたちを処理しようと考えてるんだとしたらそのラインしか無いかな、と。
藤堂をゲンブの監視に付かせていた理由もそれであれば納得いきますしね。



 今最後の総括記事を書いている最中ですが、ルルーシュはカレンをどう思ってたんでしょうか? カレンの気持ちもだいぶ複雑でしょうが、カレン自身はルルに対してファーストキスを与えてしまっています。第1期の時点では絶対あり得ないのでしょうが、ゼロの正体を知りながら、側近としてそばにいた「R2」では、だいぶその感情も変化していると思えます。けれどR2ではあのキスシーンがやや唐突な感じがして、自分が納得できる答えを見つけ出せない状態です。どう思われますか?


そうですね、そういやカレンにとってはファーストキスだったんだと今頃気付きましたww
話すと長くなりますし、あくまでも個人的感想でしかないwんですけども、C.C.に対してもそうだったように、ルルーシュは自分の周囲にいる女性に対して女性性(つまり女であること、母親役や恋人役)を求めるような接し方はしていません。
ただ、カレンに対しては二期七話で自分からキスを迫っていますよねww
ルルーシュのこの行動っていうのは「大切にしたい相手に対してやること」では決してないんですが、それでも異性として意識はしたと思いますよ、カレンちゃんからしてみれば。
尊敬するゼロ=ルルーシュってことで、憧れを下地にした好意ってやつなのかな?
それに、騎士団からゼロが放逐された時にもルルーシュはカレンに「君は生きろ」って言ってますし、並々ならぬ想いを抱くには充分すぎることをカレンにしていますしね……。

ただ、ルルーシュからすれば驚いたんじゃないかなー、あのキスは。確かに唐突といわれれば唐突かもしれませんね。
異性としての好意を示された機会なんか無かったでしょうし、カレンに対してしたことはルルーシュからすれば下心も裏も無い善意でしかなかった訳で。
でも、されたらされたで「そうだったのか……」って納得はしたと思いますお?
何せ自分を守るために命を懸けて来た女性であることは確かですし、それでも人種としてのタイプが根本的に違うことも自覚はしていたでしょうし……だからこそ最後に選ばれたのはスザクとC.C.で、カレンに対しては「明日を生きろ」という意味で突き放したんじゃないかなぁ。

ちなみに、CDとして発売されたコンプリート・ベスト(初登場時オリコン一位獲得!)の特典として「リグレット・メッセージ」というのがあって、それにギアスのOP・EDに被せて各ギアスキャラからルルーシュに捧ぐ詩が載せられているのですが、それにカレンのルルーシュに対する心境が描かれています。
ウロですが「あの時、嘘でもいいから愛してるって言ってくれたら、私もあなたと同じ地獄に行ってあげたのに」っていう気持ちだったようです。
そういう嘘が得意だったくせに、言ってくれなかった貴方の優しさを愛している。みたいな。
……好きだったんですね、ルルーシュのことが。
(SEのカレンの歌も、ナナリーやC.C.の歌も、ルルーシュに対する想いが歌詞になっていますよ!)

女としての意見を言わせてもらうと、自分を女として見ない相手であればあるほど捕まえたくなるものです。
しかもルルーシュはそこら辺を無自覚にやってしまうDTタラシなので……ww
つまりはカレンもだめんずうぉーかーだったということでしょう、ね。
私が貴方を守る!とか言っちゃうタイプは大体そうです。シャーリー然り。
シャーリーについては監督がはっきりと「シャーリーはだめんずうぉーかー」って言ってましたww

余談ですが、ルルーシュってノーブルオブリゲーション的差別主義者(つまり強者の論理)を地でいくタイプでもあるとは思ってますが、実は女性蔑視までいかないにしてもナチュラルに男性優位的思考の持ち主でもあるんだなと。
「女なら出来ることがあるだろ」って台詞にはそういう本質が若干見え隠れしているようにも思えます。
「女や弱者=守るもの」っていう矜持は一見まともなこと言ってるように聞こえますが、あくまで上から目線を崩していない訳で。
そして自立精神のある人間にとって裏返して言えば、それは単なる差別であり自由意志を無視した独善にしかなり得ないのですよね。(※ナナリーもルルーシュにとって守る対象にしかされないことで個人としての意思を無視されてきた一人ですが)
ルルーシュにとっての「守る」っていうのは、相手の意思云々無関係にして世界から隔絶させるということとイコールでもあるんです。
ルルーシュの愛って、基本的にどこまでも独善的なんですよね。



 もうひとつ気になっているのは、ルルーシュは皇位継承権をはく奪されて日本に流されたにも関わらず、ユフィとの会談した時も、ユフィの皇位継承権の返上に驚き、その覚悟の一端を見せたことでゼロと和約することになります。ルルにとっては皇位継承はそれほど重要だったということの表れであると考えいるのですが、ルルーシュが皇位継承権にこれだけこだわり続けるのは、なぜなんでしょうか? 黒の騎士団とギアスの力を得てなお、皇位継承がルルの中で大きな意味を持つ理由が見いだせないでいます。


皇位継承云々というよりも、ルルーシュは嘗て自分が捨てられた時に感じた孤独と絶望を自分から敢えて受けようとしたユフィの真心に打たれたんだと思いますよ。
ルルーシュにとって「皇族でなくなる」「身分を捨てる」ということは自殺行為にも等しい行動であり、保身を重んじるルルーシュからすれば考えられないほど馬鹿げた行為なんですよ。
なにせ「身寄りのない壮絶な孤独」を味わうこととイコールでもある訳で、それを単なるいちテロリストに過ぎない自分を特区に受け入れるためだけに皇位継承権返上なんてっていう。

ルルーシュはあの通り力を欲するハングリー精神の塊のようなタイプですし、自己顕示欲の強さはもちろんのこと、地位や権力に対する執着も限りなく強いタイプです。
但しそれを振り翳すのは好きではないし、それをやってしまったらブリタニアと同じになるという意識が強いので「守ること」に重きを置いているだけで。……でも、本質的にはそうだと個人的に思ってますw

そもそも「自分が勝って強者になれば戦いは終わる(=もっと正しいことが出来るのに)」っていうのが反逆を引き起こした動機の発端でもありますし、それは自分が皇族のままであれば全く為し得ないことではなかったわけです。
皇帝になるのは無理であっても、それこそ属領の間接統治くらいはやろうと思えば出来なくは無かったんじゃないかなぁ。
第11皇子・皇位継承権第17位だったら無理かな……でも実力主義的な国なんだし、あれだけの知略知慮を講じることの出来る頭があれば全く不可能って訳ではない筈ですよね。

ルルーシュは元々持っていたもの(=皇位継承権)を奪われたからこそ、力を欲してギアスを手に入れ、自分の軍隊(黒の騎士団)や領土獲得に乗り出した訳で。
しかも、ユフィもコーネリアもルルーシュよりはるかに皇位継承権が上。
ルルーシュからすれば(自分がやりたいと思っていることを)お前達はやろうと思えば出来る力を元々持っているじゃないかと。そういう嫉妬は確実にあったと思います。
それを自分=ゼロを受け入れるために捨てるっていうのか!?っていう驚きといったらなかったんじゃないかと。

そして、嘗て父親に捨てられ故郷も第二の故郷である日本も追われ、息を潜めるようにして死んだように生きてきたルルーシュにとっては、ブリタニアへの反逆こそが己の存在意義でもあった訳で。
だからこそ、ユフィが無償の善意によって企てた行政特区日本は、ルルーシュ=ゼロにとっては存在意義を奪われることと同義でもあったがゆえに、ああして逆鱗に触れたんでしょうね。
(※小説版の中でもそういったルルーシュのユフィに対する壮絶な怒りが描写されています。抜粋すると長くなるのでページ数を。小説版STAGE4-ZEROのP95~100にはっきり書かれてます。ネタバレ^^)

ルルーシュにとっては、自分がやりたいと思ってきたことを誰かの手によって成し遂げられ、施されてしまうだなんて我慢がならなかったのだろうと思いますよ。
だからこそ「上からものを言うのはクロヴィスと同じだな」って台詞をユフィに投げつけたんじゃないかと。
「俺を憐れむな!施しは受けない!その為には穢れてもらうぞ!ユーフェミア・リ・ブリタニア!」って台詞もまさにそれです。
今現在のブリタニアの間違いを糾せるのは、ブリタニアから迫害された自分だけだ(ないしは「自分にならそれが出来る。それだけの力も手に入れたし、嘗てブリタニアから辛酸を舐めさせられ屈辱を受けた自分にしかその間違いは正せない」)という意識も少なからずあったんじゃないでしょうか。
それが、今までを生きてきた糧であり反逆の糧でもあった「怒りと憎しみ」がユフィの施す「無償の善意によって作り上げられた優しい世界」にスポイルされてしまうとなったら……そりゃあもうルルーシュが感じた恐怖や怒り、憎しみは半端ではなかったと。
スザクとは対照的な反応でしたね。(しかもそのスザクでさえも奪われてしまったしww)

つまり、誰かにもらった世界で安穏としたい訳じゃなく、あくまでも自分の力で創り上げた世界が欲しい。
それがルルーシュくんの本心だったんだと思います。

そしてルルーシュは、皇位継承権を剥奪された折(マリアンヌ死亡から二ヶ月後にようやく皇帝への謁見がかなった時)に父親から言われた台詞もトラウマになっているんですよね。
これもウロですが「死んでおる。お前は生まれた時から死んでおるのだ。お前が今着ている服も住処も命でさえも、全てわしが与えたもの。つまり、お前は生きたことなど一度も無い。ゆえに、なんたる愚かしさ!」っていうアレです。
以降、ルルーシュは人から施されることを極端に嫌う性格になっています。(SEでのスザクとの会話でも「施しは受けない」を地でいっています。それがルルーシュにとっての「生きること」であるようです)
ひとえに、「他人から施されたものによって生きている限り、自分は本当の意味で生きていることにはならない」っていう意識を強烈に植え付けられているせいです。



 ブリタニア打倒がルルーシュの中で父・シャルル打倒であるというのであれば、単なる超克の物語になってしまうのですが、さらにその先にあるドラマとして、「破滅する王」としての姿を見せることで、世界をリセットしたルルーシュの物語は、父の打倒というオディプス・コンプレックスを踏み越える物語を超えているように思えるのです。はたしてルルは、ここまでを見据えていたのでしょうか? どうお考えになりますでしょうか、私はまだ答えを出せずじまいです。 


確かにルルーシュの目的の一つには「父を越えること」という、いわゆる「エディプス・コンプレックス」的要素があったと思います。
スザクもある意味そういう経路を辿らざるを得なくなったキャラではありますよね。
「超克の物語」というのは……そうですね、ルルーシュは変身ではなく最後に神格化することで翻身を遂げたキャラだと思っているので、コードギアスがどういう話だったのかと問われれば私は「ルルーシュが精神的自立を獲得するまでのお話」だと個人的には思っています。
勿論決してそれだけではなく、作品自体にはもっと深遠なテーマが含まれているのは百も承知なのですが…ッ!ww

ルルーシュ自身はかなり場当たり的に動いた挙句、後から理屈をくっつけて自分の行動を解析しようとする傾向にあるキャラだと思っているので、集合無意識にギアスをかけた時に自分がどういった「願い」を抱いていた(から、いままで反逆の道を歩み続けてきた)のかはっきり理解した時点で、自分の全ても行く末についても完璧に理解していたとは思いますが、最初から見通しが付いた上で動いていた訳では決してなかったと思います。
だからこそオカルト的なCの世界で得た結論を現実に反映させるために、ラストではシュナイゼルという「現実の敵」と対峙して、最終的には「ナナリー」というルルーシュ自身の自立を阻む最大のアキレス腱と対決姿勢を取る話になっていったんだと思います。

これも話すと長くなりますが、「人から奪われてきた」って認識が人一倍強いタイプだからってのもあると思うんですけど、要するにルルーシュは「依存と支配は表裏一体」を体現した人だなあと思ってます。
依存っていうのは、する方もされる方も羽をもがれて丸裸にされてしまう(相手がいなければ何も出来ない自分になる)という点で、支配と同じ行為かと……。
だってねえ…。相手を思い通りに支配しようと思ったら、自分に依存させて離れられなくしてしまえばいいんだもの。
ルルーシュがロロに対して使った手段がそのやり方だったと思います。
勿論ロロのあの最期は、ルルーシュが与えた優しさもまた本物だったという何よりの証明だと思ってますけども。

ルルーシュ本人はよく「守る」とかいう表現使ってますが、縋っている(依存している)のは自分なんですよね。
対ナナリーなルルーシュとか、もう、そのもので…。
ナナリーはルルーシュにとって、「悪でしかいられない自分自身の善性や聖性を委託している対象」でもあるので、その依存っぷりもより強固な訳ですけど。
ナナリーが自立したら嬉しい反面、自立出来たら「俺の生きる理由、これにて終了!」って思う位に。あれ、悲しかったなぁ……。

「ナーナーァリイイーーー!」とか言いつつ吹っ飛ばされた後、「もう要らないんだ…俺は!」とか言いつつヤケクソになってた一回目よりも、開眼ナナリーにギアス使ってフレイヤスイッチ取り上げた二回目のナナリー自立シーンの方が、私にとっては見てて遥かに辛かったし痛かったです。
「ルルーシュの、生きる理由が、巣立ってしまった!!」とか思って。(今思い出してもあれは完全なる巣立ちであった…)
「ああ、ルルーシュラストで死ぬなコレ……」って、思わず遠い目。
もうあの時点で完全にフラグ立ってはいたけど、見直すと余計「ああああー!!」って感じです。
……あの人、生きる理由と存在価値先行型な生き方しか出来ない人なのに!
ただ、精神が健全な人からしてみたら、何その考え方?ってなるんじゃないかなぁ。
オイオイなんでそうなっちゃうのよ?みたいな。ルルーシュは……可愛い人格破綻者だから……。

ルルーシュもスザクも「自己肯定感」と「自己愛」っていう、人として根本的な部分が壊れてると思います。
一見我が強くて個性激しく見えるけど、自己不在。
生きる理由や存在価値が無いと生きられないから常に自分以外の所にそれを求め続ける「自立から最も遠い人種」
まるで、基礎工事のなってない豪邸のような精神構造だなあと。
そういうのも含めて、世間一般では「中二病」って言うんですか…?

ともあれ、そういう意味ではお互いドッコイドッコイであっても、まだユフィに生きる事を許されたスザクの方が、ルルーシュよりは精神的に自立の道に近づけていたんじゃないかなぁ…。
多分スザクは最初ゼロレク止めただろうなと思ってたんですが、やっぱり止めてましたね。(「やるのか、どうしても」発言参照)
なんでかっていうと、スザクは「許す」って事について、少なくともルルーシュよりは知っていた筈だからなんですけど。
まあルルーシュ言う事聞かなかっただろうし、多分嘘つきっぷり最大限に発揮して言い含めたんじゃないかと。
ギアスのことも……ありますしね……。

そして多分ルルーシュは皇帝即位した時点で、スザクよりももっともっと心が遠い所まで行ってたと思います。
この世より彼岸に近付いてたっていうか、三途の川に片足既に突っ込んでるっていうか。
変な話、スザクは完全にルルーシュの心境全てを理解出来てはいなかったと思う。
目的を共にする事で生き方として寄り添ってはいても、ルルーシュの想い全ては理解し切れてなかったんじゃないかと。
ユフィの名前が霞む程悪を積み重ねようとしてた気持ちも、ルルーシュ本人がそれを口にしてから初めて気付いたくらいだし。(ルルーシュは自分で言う程嘘が上手くはないけど、本心を隠すのだけは凄まじく上手いから……)
ユフィの仇として一度ルルーシュの存在を否定したスザクに対しては、ルルーシュは性格上、絶対自分の本心を言わずに隠し切ったと思います。

それから、ルルーシュは「究極の共依存体質」に見えます。
本人的にはそんなの大っ嫌いな考え方なのに、残念ながら本質的にはそういう部分を強く持っているって所がルルーシュの業なんじゃないかと。
「一人と一人で二人」であるよりも、「二つで一つになりたい」思いの方が強い。
要するに、「(人類○完計画的な)ギアス資質がズバ抜けて高い」っていうのはそういう意味だと思ってます。
ルルーシュはシャルルとマリアンヌからギアスの真相知らされた時に多分その事実に気付いたと思うけど、同時に深く傷ついたんじゃないかなぁ…。
だってね…ギアス資質が高いって事は、ルルーシュ自身が一番否定したい「自分に優しい世界を求める気持ち」を、自分自身強く持っていたという意味だから……。

ただ、ギアスの件について深く知ってしまったからこそ、ラストであそこまで徹底的な自己犠牲に走ったっていうのもあるんじゃないのかなと……。
そう考えていくと、「守られるより守りたい、与えられるより与えたい」ルルーシュは、本質と性格が真逆な人って事になりますよね……。
「本質と性格が真逆な人は、大抵自分の事が大嫌い」だと思うけど、実はルルーシュはスザク以上に自己嫌悪激しかったと思ってます。
なんか、ルルーシュって潔癖ですよね、そういう点で。
そんなの、自分に優しい世界求める気持ちなんか、人間みんなが持ってるだろ…少なからず。
そんな当たり前の事にそこまで傷付くだなんて…許せないだなんて……。

「自分を許せない(許さない)」所はスザクと同じなんですよね、ルルーシュは。
でも、「(無力で無価値な)自分を変えたいと願う力=ギアス」でもあると思うので、人一倍強いギアスを持ってるルルーシュだからこそ、「ギアスは願いだ」って台詞が言えたんだろうなと。

そんな訳で、コードギアスはルルーシュが「真の自立」を獲得するまでのお話だと私は思っています。
それがイコール死に直結してしまったのは、もう、業が深すぎたとしか……(涙)



 最初は改ざんされたイギリスおよびアメリカ史ぐらいに考えていたんですが、資料をひっくり返すといやになるほど年表が・・・・w この年表が案外面白いです。わりとアメリカ風刺が強いとは思います。監督や脚本家は、なにかこう「立憲君主制」に重きを置いている感じがします。現在の民主政治に限界を感じているのかもしれませんけどね。物事には様々な面があるので、できるだけ取り上げるようにはしています。こういう架空の中に現実の単語が出てくると、微妙に面白いんですよね。


年表おもしろいですよねー。ウィキペディアのコードギアスに関する記述も読んでみると色々情報網羅されてて面白いですお(^q^)
えっと、以前の感想にて現在の国際関係への風刺という考察も出来るかもと書きましたが、インタビュー記事を読んでみると、監督は「そういうつもりで書くならアメリカという形にしてはっきりと書きますよ。大陸という風にはしません」と答えてらっしゃいました(´・ω・`)
だので、この作品に個人的な政治的主義主張を込めるつもりはなく、あくまでもエンターテインメントとしてリアルを感じ取れる範囲はこの程度でギリかなっていう判断だったのではないでしょうか。
但し竹田青磁プロデューサーの言では「ブリタニアが日本に対してやっていることは、かつて日本が朝鮮半島に対してやったことと共通する部分もあるし、靖国問題や改憲論議が取りざたされている今(放映当時の事情ですね)若い人たちがギアスを見て、かつて日本がやってきたことを想像してもらえるのはいいことなんじゃないか」とのことでした。
個人的考察においてあれこれ想像する余地も残してあるところがギアスはニクイですおねwww



 ええーっ! スザクってそういう一族だったんだ!
 ってことはですよ、ファンには申し訳ないけど、ルルとスザクじゃなくても、これらの一族の末裔がでてくれば、いくらでも「コードギアス」の話ができそうですよね。以前考察したんですが、「コードギアス」の物語は、「C.C.」がいればいくらでも物語がつむげると思っていたんです。そうか、「王の一族」と「守護者の一族」か。コンビを組めば最強だけど、敵に回れば対消滅ですね。




対消滅寸前で結託出来てホッとしましたけど、シリーズ終盤になってようやくかよもっと話し合えお前ら(´∀`メ)って気持ちになったのは私だけじゃないはず……。
あの二人はほんとに言葉を交わすのがヘタすぎますよね。いくら話し合わなくても分かり合える部分があるからって、口使って話し合えば回避できる局面たくさんあっただろって何度思ったことか……。
男の意地のぶつかり合いもとい不器用さといったら半端ない気が致しますww
コードギアス三期……というか、完全に主人公違うので新シリーズですけど、現在製作中ですおね!
公式サイトで進行状況をチェック中ですが、順調に遅れている模様www
しかし新シリーズといえど、確か皇暦2017年の辺りだそう。
一期二期の時間軸と被っているので、もしかしたらルルーシュやスザクもチラっと出る可能性なきにしもあらずです!


 参考図書ですが、いろいろ出回ってるギアス関連図書の中で、吟味に吟味を重ねて買いました。際限なく買うことも考えたのですが、資料性とヴィジュアル面を考慮してこの2点。ロマンアルバムもいいのですが、「電撃データコレクション」は圧倒的な文章量がありまして、このシリーズを読みなれているだけに、こちらをよく参考にしております。



個人的オススメはコードギアスアーカイブスです。
アニメージュでのインタビュー記事なんかが全部載っているので、監督のお話とか裏話とか沢山聞けるのですお!
若干アニメ絵のアルバム的要素もありますが、一期の各話製作上での裏話とかめっちゃ面白かったです☆


 本編内で出てくる地図類や、モニターに登場するマップなど、私も気になるほうです。現実世界であるだけでなく、まったく架空の世界のマップだとしても、その世界の成り立ちを考えるとワクワクしてきます。実は私、地質学で大学院を出ましたものですから。まあ今はいろいろあって無職ですがw 地図はなんにせよ気になります。
 玉城くんもいろいろ気になるキャラで、彼についてもしつこく書いてます。でも小物なのになぜゼロが彼を騎士団に置いておくのかという問題に答えが出たときには、考察した甲斐を感じましたし、世の中にはこういう人、必要ですよね。社会人経験からすると、このあたりってなぜかよくわかります。



そ、そうだったんですか……(大学院卒)道理で考察が鋭い訳ですww
多分ミクシでのコメントもそれ、付いてこられる人が少なかっただけなのでは……。私も決して付いていけてる訳ではないですが、個人的に凄く楽しく読ませて頂いているいちファンに過ぎませんもので(;´Д`)
架空のマップなのによくああまで完璧に出来てるもんだなぁと思うと、設定の細密さに驚くばかりです。
適当な部分が全く無く無駄も無いってどんだけ作りこんでいるのか……プロの仕事っていうか職人の域ww

玉城はおいしいキャラですよねw
反発と突き上げ食らってもディートを騎士団に置いてた理由についても考えたりしてましたが、ルルーシュはなんだかんだ言ってもどんな相手であっても無碍にはあしらわない人なんだなとつくづく思います。
いざとなった時の捨て駒として使うことも考慮して置いておいた可能性も無くはないwwかと思いますが、オリジナルメンバーの一人として存在を尊重することで人徳を示せるって意味でも無価値ではないかも。
個人的には嫌いじゃないですよ。
いち組織につき一人二人は確実にいるタイプだと思いますし、またこういうタイプを御せないようではボスは務まらないとも思いますwww

プロフ

夕希(ユキ)

Author:夕希(ユキ)
取扱:小説・イラスト・漫画

スザルル大好きサイトです。版権元とは全く関係ないです。初めましての方は「about」から。ツイッタ―やってます。日記作りました。

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